留守がちな家の外構スマート化|宅配・防犯・来客対応で先に決めたいこと


共働きで日中は誰もいない。宅配の再配達が続く。留守中の玄関まわりが気になる。そうした困りごとから、外構のスマート化を考える方が増えています。ただ、機器の種類が多く、宅配ボックス、カメラ、インターホンのどれから決めればよいか迷いやすい分野です。

株式会社プラッツのエクステリアプランナー、藤田です。留守がちな家のスマート化は、機器の機能から選ぶより、困りごとから逆算するほうが、不要な設備を増やさずに済みます。

困りごとと設備の対応、宅配ボックスの選び方、防犯カメラと照明の配置、来客対応、運用で困らないための設定を順に説明します。

目次


困りごとから必要な設備を絞る


設備を選ぶ前に、困りごとを具体的に書き出します。困りごとごとに、対応する設備は次のようになります。

宅配を受け取れない場合は、宅配ボックスが中心になります。不在時に誰が来たか確認したい場合は、録画機能付きのインターホンが対象です。夜間の玄関や駐車場が暗く不安な場合は、センサーライトです。子どもの帰宅を確認したい場合は、玄関の鍵の開閉通知や、玄関まわりのカメラが選択肢になります。

すべてを一度に導入すると、通知が増えて使いこなせなくなる可能性があります。最も困っていることから優先して決め、他は将来の追加を前提に、配管や電源の位置だけ確保しておく方法もあります。

電源の確保は、設備の優先順位とは別に早めに検討します。玄関まわり、門柱、駐車場の三か所に電源の取り出し位置があるかを確認すると、後から機器を追加するときに役立ちます。

宅配ボックスの設置場所と仕様の決め方


宅配ボックスは、配達員が使いやすく、居住者が受け取りやすく、盗難されにくい位置に置くのが基本です。

設置場所は、門まわりか玄関前が候補です。門まわりに置くと、配達員が敷地内に入らずに届けられます。玄関前に置くと、受け取りが楽で、道路から見えにくくなります。ただし、玄関前は配達員が奥まで入る必要があるため、防犯カメラとの組み合わせも検討します。

仕様は、容量、設置方式、受け取り方法で選びます。容量は、普段届く荷物の大きさを基準にします。設置方式は、据え置き、壁付け、埋め込みなどがあります。据え置きの場合は、盗難を防ぐために、地面や壁に固定する施工を前提にします。

電源の要否も確認が必要です。単純な機械式のボックスは電源が要りません。スマホ通知や、電子ロック付きのボックスは、電池または電源が必要なものがあります。大雨のときに荷物が濡れにくい屋根の有無、扉の開閉に必要なスペースも、設置前に確認してください。

来客・配達の対応を整える


インターホンをスマホに連動させると、外出先でも来客に対応できます。便利になる一方、設定を整えないと、通知が多すぎて困る場合があります。

来客と配達を区別するには、インターホンの通知設定を調整します。配達は宅配ボックスで受け取り、インターホンは対応しない設定にするなど、使い方のルールを決めておくと、通知が整理されます。

門扉に電気錠を付ける場合は、来客の確認から解錠までを、門柱のインターホンで完結できます。ただし、電源と信号の配線が必要で、外構工事の段階で配管を入れておくのが確実です。

また、不在時に知らない人に対応しない、宅配業者かどうかをカメラで確認するなど、家族間で運用のルールを共有しておくと、設備を活かしやすくなります。

運用で困らないための設定と備え


スマート機器は、設置後の運用が大切です。

通知の設定は、家族の人数と生活時間に合わせて調整します。全員に全通知が届くと、重要な通知が埋もれます。アカウントとパスワードは、家族の誰が管理するのかを決め、推測されやすいパスワードを避けます。機器のソフトウェア更新を放置すると、不具合や安全性の問題につながるため、更新の通知に対応する担当を決めておくと安心です。

停電や通信障害のときの動作も、機器ごとに確認してください。電気錠の門扉であれば、鍵やカードなど、物理的な解錠手段を残します。録画機器は、通信が切れた間の映像が残るかどうかも確認の対象です。

機器を買い替えるときのために、電源と配管のルートを図面に残しておくと、将来の工事がしやすくなります。

よくある質問


Q. 宅配ボックスを付けると、盗難は心配ありませんか。


ボックス本体や中の荷物の盗難を完全に防ぐことはできません。地面や壁への固定、鍵の仕様、道路から見えにくい位置への設置、防犯カメラとの併用で、リスクを下げます。

Q. 防犯カメラに隣家が映ってしまう場合は、どうすればよいですか。


設置位置や角度を調整し、隣家の窓や敷地が映らないようにします。調整できない場合は、映像の一部を隠す機能がある機種を選ぶ方法があります。設置前に、隣家へ説明しておくのも有効です。

Q. クラウド録画とレコーダー録画は、どちらがよいですか。


クラウド録画は、機器が盗まれたり壊れたりしても、映像が残る利点があります。一方、月額費用がかかる場合があります。レコーダーは、月額費用はかかりませんが、機器の設置場所と、保存容量の管理が必要です。使い方と費用の両方から選びます。

まとめ


留守がちな家の外構スマート化は、困りごとの優先順位を決めることから始めます。宅配ボックスは設置場所と固定方法、カメラは死角と映り込み、インターホンは通知の整理が確認ポイントです。電源と配管のルートは、設備が決まる前の段階でも確保しておくと、後から機器を追加しやすくなります。設置場所や配管のルートの判断に迷う場合は、専門業者に相談してください。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。

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