防草シートを敷いたのに雑草が生える原因と直し方|場所別の見分け方


草取りを減らすために防草シートを敷いたのに、数か月後にはまた草が生えてきた。シートの上から出ているのか、すき間から出ているのかも分からず、どこから直せばよいか迷う方は多いと思います。

株式会社プラッツのエクステリアプランナー、藤田です。防草シートの不具合は、草がどこから生えているかを見ると、原因をかなり絞り込めます。シートの上、継ぎ目や端、穴の周り、シート自体の劣化で、直し方が違います。

目次


草が生える場所で原因を見分ける


防草シートは、土に届く光を遮ることで、シートの下からの発芽を抑える仕組みです。草が生えている位置によって、原因は大きく4つに分かれます。

シートの表面(砂利や土の上)から出ている


シートの下から突き抜けているのではなく、シートの上にたまった土や落ち葉の上で、飛んできた種が発芽している状態です。シート自体は機能しています。

継ぎ目や端から出ている


シートを重ねた部分や、壁・ブロック・縁石との境目から出ている場合は、重ね幅の不足、固定の甘さ、端部の処理不足が疑われます。

ピンの穴・植栽の周り・支柱の穴から出ている


シートを固定するピンの穴、植栽のために切り込みを入れた部分、支柱を通した穴は、光が通る隙間になりやすい場所です。

シートが破れている、めくれている、劣化している


シートが露出している場所、人がよく歩く場所、紫外線が強い場所では、破れや劣化が起きやすく、全体的にまばらに草が出ることがあります。

シートの上から生える場合の原因と対処


シートの上に土や落ち葉がたまると、それが草の育つ場所になります。防草シートは、シートの上に積もった土の中で育つ草までは防げません。

原因:砂利の間に土や落ち葉がたまる


風で運ばれた土ぼこり、落ち葉、植栽から落ちた花や実が、砂利の間にたまり、時間とともに分解されて土のようになります。そこに種が落ちると発芽します。砂利が薄い場合は、シートが見えている部分から土が入りやすくなります。

対処:たまった汚れを取り除き、砂利を補う


生えている草を抜き、草の周りの土や落ち葉を取り除きます。砂利が少ない場所は、砂利を足して厚みを確保します。落ち葉は季節ごとに取り除くと、土になる前に処理できます。砂利を一度すくって洗う方法もありますが、面積が広い場合は手間が大きくなります。

防ぎ方:落ち葉の出る位置と砂利の厚みを見直す


落葉樹の下や、風で落ち葉がたまりやすい場所は、定期的な掃除が前提になります。掃除の手間を減らしたい場合は、砂利の粒の大きさを変える、固まる土系の舗装に変える、といった選択肢があります。

継ぎ目・端・穴から生える場合の原因と対処


シート自体の機能が働いていても、光が通る隙間があれば草は生えます。施工の細部が原因になることが多い場所です。

原因:重ね幅の不足と固定の甘さ


シート同士の重ね幅が足りないと、風や人の歩行でずれて、すき間が開きます。ピンの間隔が広いと、シートが浮き、端がめくれます。製品ごとに、推奨される重ね幅やピンの間隔があるため、施工要領の確認が必要です。

原因:壁際・縁石際の処理不足


壁やブロックとシートの間にすき間があると、そこから草が出ます。シートを壁際で立ち上げる、または押さえ材で固定するなどの処理が必要です。

原因:植栽・支柱まわりの切り込み


植栽のために切り込みを入れた部分は、植物が成長すると隙間が広がります。その隙間から草が出るため、植栽まわりは、砂利を厚めにする、またはシートの処理を丁寧にするなどの対応が必要です。

対処:部分補修


隙間が小さい場合は、その部分の草を根から取り除き、専用の補修用テープや新しいシートで覆い、ピンで固定します。補修箇所は上に砂利をかぶせます。範囲が広い、または下地が不安定な場合は、部分補修では再発しやすくなります。

補修で済むか、張り替えが必要かの判断


補修を繰り返しても草が出る場合は、シート全体や下地に問題があることがあります。判断のために、以下の点を確認します。

張り替えを考える状態


広範囲でシートが破れている、劣化して手でちぎれる、全体に草がまばらに出ている、下地が凸凹でシートが浮いている、といった状態は、部分補修では対応しにくくなります。

地下茎のある雑草は突き抜けることがある


スギナやチガヤのように地下茎で広がる雑草は、シートの下に残っていると、シートを突き抜けて生えることがあります。施工前に根を取り除かなかった場合、この種類は防草シートだけでは抑えにくいことがあります。

張り替えるときの確認事項


既存のシートや砂利を取り除き、土の中の草の根を除いてから、地面を平らに整えます。その上で、シートの種類、重ね幅、固定、端部の処理を確認して施工します。草が生えやすい場所や、通行量が多い場所では、固まる土系の舗装や、コンクリートなど、別の仕上げに変える選択肢もあります。

よくある質問


Q. 防草シートは何年くらいで張り替えが必要ですか?


製品の種類、施工方法、日当たり、シートが露出しているかどうかで変わるため、一概には言えません。砂利で覆って紫外線を避けている場合は、劣化が遅くなります。シートの表面が破れていないか、継ぎ目が開いていないかを、定期的に確認することが目安になります。

Q. 草が生えた部分の上から、新しいシートを重ねても大丈夫ですか?


生えている草を取り除かずにシートを重ねると、草が育つ場所が残り、再発しやすくなります。部分的に補修する場合も、草を根から取り除いたうえで、新しいシートを重ねるようにします。

Q. 防草シートの上に、土を敷いて植物を植えても大丈夫ですか?


シートの上に土を敷くと、その土の中で草が育つため、防草の効果は期待できません。植物を植えたい場所は、シートを使わず、植栽用の土の部分と、シートを使う部分を分けて計画します。

まとめ


防草シートを敷いたのに草が生える場合は、草が生えている位置を確認することで、原因を絞り込めます。シートの上は、土や落ち葉の掃除と砂利の補充。継ぎ目や端、穴の周りは、すき間の補修。広範囲の劣化や、地下茎の雑草が突き抜けている場合は、張り替えを検討します。

張り替えや、別の仕上げへの変更が必要な場合は、下地の処理と排水まで含めて計画することで、再発を防ぎやすくなります。範囲が広い場合や、原因の判断がつかない場合は、専門業者に相談してください。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。

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