年齢とともに庭の手入れがきつい…体力に合わせて庭を見直す判断基準


以前は苦にならなかった草取りで腰が痛くなる。脚立に上る剪定が不安になった。庭は好きだけれど、このまま全部を維持するのは難しいかもしれない。そう感じて検索する方は少なくありません。

株式会社プラッツのエクステリアプランナー、藤田です。体力に合わせた庭の見直しは、「全部やめる」か「全部続ける」かの二択ではありません。作業の負担と危険度、庭の使い道、近隣への影響を整理して、残すものと減らすものを分けて決められます。

目次


体力的にきつい作業の特徴


庭の作業の負担は、作業の種類よりも、体の使い方で分けて考えると原因が見えやすくなります。

中腰・しゃがむ姿勢が続く作業


草取りや花壇の植え替えは、中腰やしゃがんだ姿勢が長く続き、腰や膝への負担が大きくなります。作業する面積が広いほど時間も延びます。土が露出している場所を減らすことで、この姿勢での作業そのものが減ります。

高い場所での作業


高木の剪定や、背の高い生垣の上部の刈り込みは、脚立や高所作業が必要になります。落下による事故は重大なけがにつながるため、体力の問題だけでなく安全面の問題として扱う必要があります。

重いものを運ぶ作業


落ち葉や刈り草を詰めたゴミ袋、土や肥料の袋、水を入れたバケツは重量があります。水栓や道具置き場、ゴミを出す場所までの距離が長いと、運ぶ回数が増えて負担が重くなります。

暑さ・寒さの影響を受ける作業


夏の草取りや水やりは、熱中症のリスクがあります。作業できる時間帯が限られると、草が伸びる時期に手入れが追いつかなくなります。作業時間が短く済む構造に変えることが、体への負担を下げる方法になります。

残す・減らす・やめるを決める基準


庭の見直しは、場所ごとに、使っているか、必要か、管理できるかで分けて考えます。

使っている場所・楽しんでいる場所は残す


日常的に通る場所、洗濯物を干す場所、季節の花を楽しみにしている場所は、庭としての役割があります。その場所だけ手入れがしやすい形に整えると、庭を続けながら負担を下げられます。

使っていない場所は仕上げを変えて減らす


普段入らない場所や、見ることの少ない場所は、草や木を管理し続ける理由が弱くなります。防草シートと砂利、または固める舗装に変えることで、手入れの必要な面積を減らせます。

近隣への影響があるものを優先する


草が隣地へ広がる、枝が境界を越える、落ち葉が側溝や隣家に入る、といった状態は、本人の負担だけでなく近隣との関係にも影響します。好みや思い入れよりも先に、近隣に影響が出ている場所を整理します。

優先順位をつける


基本は、①転倒や落下など安全に関わるもの、②近隣に影響しているもの、③手入れの負担が大きいもの、④好みや思い入れによるもの、の順に判断します。この順にすると、何を先に直すかが決めやすくなります。

転倒や高所作業など安全面で先に直す場所


庭での転倒は、段差や濡れた地面で起きやすく、年齢が上がるほど大きなけがにつながる可能性があります。手入れの負担と合わせて、安全面から見直す場所を確認します。

段差・飛び石・濡れて滑る場所


玄関から庭への出入り口、飛び石、土が湿った通路、コケが生える場所は、滑りやすく、つまずきやすい場所です。通路を平らにして、滑りにくい仕上げにすることや、段差部分に手すりを設けることを検討します。

水たまりとぬかるみ


水がたまる場所は、足元が不安定になるだけでなく、コケや泥の発生にもつながります。排水と勾配の改善が必要なケースがあり、土を足すだけでは解決しないことがあります。

高木の剪定は業者に任せる


脚立を使う高さの剪定や、大きな木の枝の切り落としは、専門の技術と安全装備が必要な作業です。自分で作業を続けるよりも、頻度を決めて専門業者に依頼する、または樹木そのものを小さいものに替える、減らす、といった方法を考えます。

離れて暮らす家族の庭を見直すときの注意点


親の庭が荒れてきたと感じたとき、家族が良かれと思って整理を進めると、本人の意向とずれることがあります。

本人の意向を先に確認する


庭は、長年の思い入れのある場所である場合があります。何を大切にしているか、どこが困っているかを本人から聞いてから、見直す範囲を決めます。

元に戻せない工事は慎重に判断する


樹木の伐採、既存の花壇の撤去、固める舗装は、一度行うと元に戻すことが難しい工事です。一度に全部を整理せず、安全に関わる場所から段階的に進めると、本人も納得しやすくなります。

管理を続ける体制も確認する


工事で手入れの負担を減らしても、ゼロにはなりません。誰が、どの頻度で、どの作業をするのかを、家族や業者を含めて確認しておくと、見直した後の庭が維持しやすくなります。

よくある質問


Q. 庭を全部なくして、駐車スペースのようにしてしまうのは問題ですか?


手入れの負担は大きく減りますが、雨水の排水計画、夏の照り返し、将来の使い道を確認する必要があります。庭への思い入れがある場合は、全面を固めるのではなく、使う場所だけ整えて残りを減らす方法もあります。

Q. 業者に定期的な管理を頼むのと、工事で手間を減らすのとでは、どちらがよいですか?


定期管理は、毎回費用がかかる代わりに、初期の工事は不要です。工事で手間を減らす方法は、初期費用がかかる代わりに、継続的な作業が減ります。庭を今後どれくらいの期間維持したいか、使っていない場所がどれくらいあるかで判断します。両方を組み合わせることもできます。

Q. 工事の相談をするときに、準備しておくとよいことはありますか?


困っている作業と場所、庭で続けたいこと、やめてもよいこと、近隣から指摘を受けた点などを整理しておくと、相談が進めやすくなります。庭の写真があれば、状況が伝わりやすくなります。

まとめ


体力に合わせた庭の見直しは、きつい作業の特徴を整理し、使っている場所を残して使っていない場所の手入れを減らし、安全面に関わる場所を先に直す順番で進めます。家族の庭を見直す場合は、本人の意向を先に聞き、元に戻せない工事は段階的に判断します。

脚立を使う剪定、排水や勾配の変更、段差の改修など、安全面のリスクがある工事は、専門業者に相談してください。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。

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