防草シートの上の砂利から雑草が生えるのはなぜ?原因の見分け方と直し方


防草シートを敷いて砂利をかぶせたのに、数年で雑草が出てきた。抜いてもまた生えてくると、シートが悪かったのか、施工が悪かったのかと考えてしまいます。ただ、生えている場所と草の様子を見ると、原因はある程度絞り込めます。

株式会社プラッツのエクステリアプランナー、藤田です。原因が分からないまま草を抜き続けても解決しないため、先に原因を見分けることを優先します。

雑草が出る経路は、砂利の上にたまった土から生える場合、シートを突き抜けて生える場合、つなぎ目や端部から生える場合の3つに分けられます。どれに当たるかで、対処は大きく変わります。

目次


生えている場所で原因を見分ける


最初に、どこに生えているかを見ます。砂利の表面全体に細い草が散らばって生えている場合は、砂利の上にたまった土や落ち葉から発芽している可能性が高くなります。一方、特定の場所に太い草が生えている場合は、下から突き抜けていることが考えられます。

見分けの目安


砂利の表面全体に小さい草が出ている場合は、上からの堆積物が原因です。草を抜くと根が浅く、砂利の中だけにあります。壁際、ブロックの際、シートの境目に沿って出ている場合は、端部や重ね目の処理が原因の可能性があります。同じ場所から繰り返し太い草が出て、抜くと長い根や地下茎が付いてくる場合は、シートの下から突き抜けていると考えられます。樹木や配管のまわり、ピンの位置に沿って出ている場合は、切り込みやピン穴が原因です。複数の原因が重なっている場合もあります。

砂利の上から生えている場合の対処


砂利の隙間に落ち葉や土ぼこりがたまると、その部分で種が発芽します。この場合、防草シートは機能しており、シートの問題ではありません。

草が小さいうちに抜くのが基本です。根が浅いため、湿った日に根元から抜くと残りにくくなります。落ち葉は、たまる前に熊手などで取り除きます。砂利全体が土で汚れている場合は、熊手で砂利を返し、細かい土をふるいにかけて取り除く方法があります。汚れがひどいときは、表面の砂利を入れ替えます。シートは上から生える草を防げないため、この場所は定期的な管理が前提になります。

シートを突き抜けて生えている場合の対処


シートの下の根や地下茎が、シートを押し上げたり、傷んだ部分を貫通したりして生えている状態です。砂利が薄くてシートが露出していたり、紫外線で劣化していたりすると、貫通しやすくなります。

草を無理に引っ張ると、シートが破れて穴が広がることがあります。まず周辺の砂利をどけてシートの状態を確認し、破れや劣化がないかを見ます。補修は、草を根ごと掘り取り、傷んだ部分を覆うように、新しいシートを広めに重ねてピンで固定し、砂利を戻す方法が一般的です。同じ場所から繰り返し出る場合は、地下茎が広範囲に残っている可能性があるため、専門業者に調査を依頼する方が確実です。

端部・つなぎ目・ピン穴から生えている場合の対処


ここは施工の弱点になりやすい場所で、シートの重ね幅が足りない、端部が浮いている、ピンが緩んで隙間ができているといった状態が原因になります。

補修では、浮いた端部のシートをピンで固定し直します。重ねが足りない場所は、上から新しいシートを重ねて隙間を覆います。つなぎ目には防草シート用の粘着テープを使う方法もあります。使えるテープは製品によって異なるため、シートの仕様に合うものを選びます。壁際やブロックの際は、シートを立ち上げて押さえる見切り材を入れると、再発しにくくなります。

補修で足りるか、張り替えが必要かの判断


判断の材料は、発生している範囲、砂利の汚れ具合、シートの状態、経過年数の4つです。

発生が一部に限られ、シートに破れや劣化が見られなければ、補修で対応できる可能性が高くなります。逆に、全体に広がっている、砂利が薄くてシートが露出している、シートが破れて繊維がほぐれているといった場合は、張り替えを検討します。判断のために、まず目立たない場所の砂利を少しどけて、シートの状態を確認してください。シートを触ってみて、薄くなっている、手で簡単に裂ける、色があせているといった状態なら、劣化が進んでいます。

よくある質問


Q. 砂利の上から除草剤を使っても問題ありませんか?


製品の使用方法に従えば使える場合がありますが、雨で流れた成分が隣地や庭木の根に届く可能性があります。周辺の植栽や水の流れ先を確認し、使用場所に対応した製品を選んでください。

Q. 抜いても抜いてもすぐ生えてきます。なぜですか?


根が残っている、または周囲から種が飛んできて繰り返し発芽している可能性があります。どこから生えているかを見て、上からか、下からか、端部からかを分けると、対処が決まります。

Q. 砂利が薄くなり、シートが見えてきました。そのままで大丈夫ですか?


むき出しのシートは紫外線で劣化が早まります。砂利を足して覆うのが基本です。歩く場所から減っていくため、減った場所を中心に補充します。

まとめ


砂利から雑草が生えたときは、場所と草の様子から、上からの堆積物、シートの突き抜け、端部・つなぎ目のどれかを見分けます。上からの草は日常の管理、突き抜けと端部は部分的な補修が基本です。広範囲に出ている、シートが劣化している、同じ場所から何度も出るといった場合は、張り替えや専門業者への調査依頼を検討してください。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。

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