砂利を敷いた庭に防草シートを後から入れたい。砂利の上からは敷けるのか、手順とやり直しの判断
すでに砂利を敷いてある庭で、雑草が出てくるようになった。防草シートを後から入れたいが、砂利の上から敷けるのか、いったん全部どけるのか分からない。このような相談は、砂利敷きの外構で珍しくありません。
株式会社プラッツのエクステリアプランナー、藤田です。結論から言うと、後から入れる場合も、基本は砂利をどけて下地を整えてから敷く流れになります。ここでは、どける前に確認すること、砂利の扱い、手順、自分でできる範囲を順に説明します。
目次
砂利の上から防草シートを敷けるのか
砂利の上にそのままシートを敷くことは、基本的に向きません。理由は3つあります。1つ目は、砂利の凹凸でシートが浮き、ピンも固定されにくいこと。2つ目は、シートの下に砂利の隙間ができ、歩くたびに砂利が動いてシートが擦れること。3つ目は、土と砂利が混ざった層の上では、すでにある雑草の根が抑えられないことです。シートの上に新しい砂利をかぶせる方法もありますが、同じ理由で長持ちしにくく、また高さも上がるため、玄関ポーチや土間との段差にも影響します。
砂利をどける前に確認すること
砂利の量と置き場所
砂利は思った以上に重くなります。たとえば10㎡に厚さ5cmで敷かれている場合、体積は約0.5㎥で、重さは約0.7〜0.8tが目安です。どけた砂利を置く場所が必要で、置き場所の地面を傷めたり、通路をふさいだりしないか確認しておきます。
仕上がりの高さと排水
新しい砂利を敷いたあとの高さが、玄関ポーチの床、基礎の水切り、既存の土間との段差と合うかを確認します。シートを入れて砂利を戻すと、わずかに高さが変わります。また、雨水の流れ先も確認します。地面が平らでないと、整地のときに水の流れが変わる場合があります。
今ある砂利を再利用するか、入れ替えるか
どけた砂利は、状態を見て再利用するか入れ替えるかを決めます。
土や落ち葉があまり混ざっていない砂利は、再利用できます。土が混ざっている場合は、ふるいにかけて土を落とせば使えることがあります。砂利が減っている場合は、足りない分を追加します。砂利が細かく砕けている、泥で固まっているといった状態なら、入れ替えを考えます。処分する場合は、砂利の扱いが自治体によって異なるため、処分方法を事前に確認します。

後から入れるときの作業の流れ
作業の流れは次の順です。砂利をどけて仮置きし、草と根を取り除き、地面をならして転圧し、シートを敷いてピンで固定し、砂利を戻します。
広い面積は、区画に分けて順に進めると、地面を長く露出させずに済みます。シートを敷いたら、端部と重ね目を確認し、そのうえで砂利を戻します。砂利を戻すときは、一度に大量に落とさず、シートを傷めないよう少しずつ広げます。厚みは、歩く場所で3〜5cm程度が一般的な目安です。
自分でやるか、業者に頼むかの判断
面積が小さく、砂利の量が少なく、地面が平らであれば、自分で作業できる場合があります。ただし、砂利を何度も運ぶ作業は、想像より体力を使います。
次のような場合は、専門業者に相談した方が確実です。面積が広い、水たまりや傾斜がある、スギナやササなど地下茎の草が多い、既存の構造物の際が多い、砂利の処分が必要な場合です。下地の判断で失敗すると、やり直しの手間が増えます。
よくある質問
Q. 一部分だけシートを入れることはできますか?
できますが、シートの端が弱点になります。境目に見切り材を入れるなどして、端部を押さえる工夫が必要です。雑草が出ていない部分との境目から、新たに生えてくる場合もあります。
Q. 砂利をどけたら、古い防草シートが出てきたらどうしますか?
状態を確認します。破れや劣化が少なければ、そのまま使える場合があります。劣化が進んでいたら、撤去するか、上から新しいシートを重ねるかを検討します。重ねる場合は、下のシートの凹凸が出ないか確認してください。
Q. 砂利を全部どけずに、雑草だけ対策する方法はありますか?
こまめに草を抜く、落ち葉を取り除く、除草剤を使うといった管理で対応できる場合があります。ただし、シートによる抑制と比べると、継続的な手間が必要です。除草剤は、周辺の植栽や水の流れ先に注意してください。
まとめ
砂利の上から後付けでシートを敷くのは向きません。基本は、砂利をどけて下地を整え、シートを敷いて砂利を戻す流れです。事前に、砂利の量と置き場所、仕上がりの高さ、排水、砂利の再利用の可否を確認してください。
面積が広い、水たまりや傾斜がある、地下茎の草が多い、砂利の処分が必要といった場合は、専門業者に相談する方が確実です。
不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。




