【DIY実践】シンボルツリーを主役にしたロックガーデンを低コストで作る手順と費用
はじめまして。株式会社プラッツ エクステリアプランナーの藤田です。「ロックガーデンをおしゃれに作りたいけど、プロに頼むと費用が高いのでは?」と、DIYでの挑戦を検討されている方も多いのではないでしょうか。
ロックガーデンは、敷石や植栽を自分で選んで配置できるため、DIYに非常に適した外構スタイルです。特に、土の庭をロックガーデンに変えるだけで、雑草対策になり、日々の手入れが格段に楽になります。
この記事では、シンボルツリーを主役にしたロックガーデンを低コストで実現するための、具体的な手順や作り方、そして安全に作業を進めるためのプロのコツを解説します。どこまで自分でやるべきか、プロの判断基準も公開しますので、ぜひ挑戦の参考にしてください。不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。
目次
1. DIYでどこまで可能?プロに任せるべき「シンボルツリー」と「石の設置」の境界線
ロックガーデンはDIYの自由度が高いですが、「安全性」と「長期的な安定性」を考慮すると、プロに任せるべき領域があります。賢くDIYとプロの作業を分けることで、低コストで失敗のないロックガーデンを実現できます。
DIYで挑戦できる範囲(低コスト・軽作業)
以下の作業は、比較的軽作業で、ご自身で挑戦することで大幅な費用削減につながります。
- 植栽(低木・下草): 乾燥に強い多肉植物やグラス類の植え付けは、土壌改良ができていれば比較的簡単です。
- 石材の敷き詰め: 10kg以下の小ぶりな石材(割栗石など)の運搬や、防草シートの上に敷き詰める作業。
- 防草シートの敷設: 地面の整地や、防草シートを隙間なく敷き詰める作業。
ロックガーデンのおしゃれな雰囲気は、この下草と石の敷き詰め作業で大部分が決まります。
プロに任せるべき重要な作業(安全性・安定性)
特に以下の2点は、専門知識や重機が必要となるため、費用はかかりますがプロに依頼することを強く推奨します。
- シンボルツリーの植え付け: 3mを超えるような大きなシンボルツリーは、転倒防止の支柱設置や、根腐れを防ぐための客土(土壌改良)が必要です。樹木の生命線に関わるため、プロの技術が不可欠です。
- 大きな石(親石)の設置: 重さが100kgを超えるような大きな石は、運搬・設置に重機(ユニック車など)が必要です。素人の運搬は危険であり、一度設置すると移動が困難なため、配置の専門的な判断もプロに任せるべきです。
これらの重要部分をプロに任せることで、DIY全体の品質と安全性が確保されます。
2. 【低コストで実現】必要な材料(石・土・防草シート)の選び方と購入場所
DIYでロックガーデンを作る際、材料の選び方と購入場所を工夫するだけで、低コスト化を大きく図ることができます。
低コストで石材を入手する方法
ロックガーデンの材料費の多くは石材が占めます。費用を抑えるためには、以下の購入場所を検討しましょう。
- 地元の砕石場・砂利販売店: ホームセンターよりも、石材専門の業者から直接購入することで、中間マージンがカットされ、大幅に低コストになります。ただし、自分で運搬する必要がある場合が多いです。
- ネット通販(大袋): 少量から購入でき、自宅まで配送してくれるため便利です。送料を含めた総費用で比較検討しましょう。
割栗石のような人気の石材は、サイズごとに価格が大きく変わるので、必要な分だけを正確に計算し、無駄なく購入しましょう。
防草シートと植栽の選び方
雑草対策の要である防草シートは、価格の安さだけで選ばず、耐用年数(5年以上)と厚みを重視してください。安価なものはすぐに破れ、やり直しの手間と費用がかかります。
植栽は、ホームセンターや園芸店で、乾燥に強い多肉植物やセダムの苗を購入しましょう。これらの植物は繁殖力が強いため、少量購入しても時間とともに増え、結果的に低コストで庭全体を覆うことができます。
3. ロックガーデンDIYの具体的な手順:石の配置と立体感を出すコツ
いよいよロックガーデンの作り方です。プロのような立体感のある配置を実現するためには、以下の手順とコツを意識してください。
ロックガーデンDIYの基本手順
- 整地・除草: 地面の雑草を根から完全に抜き取り、地面を平らにならします。
- 防草シート敷設: 地面に防草シートを敷き、重なりしろを十分にとり、専用ピンで固定します。
- シンボルツリー・親石の配置(プロに依頼): 樹木や重い石を配置する部分は、この段階でプロに作業をしてもらいます。
- 石材の敷き詰め: 樹木や親石の周りに、小ぶりの割栗石などを5cm以上の厚さで敷き詰めます。
- 植栽: 石の隙間などに植栽用のスペースを作り、多肉植物などの下草を植え付けます。
立体感と奥行きを出すためのコツ
DIYでもプロ級の仕上がりを目指すなら、石の配置が命です。
- 「見せる面」と「埋める面」を意識: 石の最も美しい面(ゴツゴツした面や、色合いの良い面)を、外側に向けて配置します。全体の3分の1程度を地面に埋め込むことで、安定感と自然な風合いが出ます。
- 三角形の構図を作る: サイズの異なる石を、意図的に3つセットにして配置すると、立体感と奥行きが生まれ、単調な印象を避けることができます。
- 石の向きを揃えすぎない: あえて石の向きをバラバラにすることで、よりワイルドで自然な雰囲気を演出できます。

4. 安全かつ失敗しない!シンボルツリーの植え付けと根を守る客土(土壌改良)のテクニック
シンボルツリーはロックガーデンの主役ですが、植え付けを間違えると根腐れや枯れてしまう原因になります。特にロックガーデンは水はけが良いイメージがありますが、樹木を植える場所は注意が必要です。
シンボルツリー植え付け時のチェックポイント
DIYで植え付けを行う場合は、以下の点を必ず守りましょう。
- 穴は根鉢の2倍の大きさで掘る: 根鉢(ねばち)とは、根と土がまとまった部分のことです。植え穴は、この根鉢よりも一回り大きく掘り、根がスムーズに伸びるスペースを確保します。
- 深植えはしない: 根鉢の表面と、地面の高さがほぼ同じになるように植えます。深く植えすぎると、根が呼吸できず、根腐れの原因になります。
- 仮支柱を立てる: 植え付け直後の木は、風で揺れて根が切れてしまうことがあります。必ず仮の支柱を立てて、根がしっかり土に定着するまで支えましょう。
根を守る客土(土壌改良)のテクニック
日本の庭は粘土質の土壌が多く、水はけが悪いと根腐れを起こします。ロックガーデンでは、植栽スペースの土壌改良(客土:きゃくど)が不可欠です。
植え穴を掘った後、掘り出した土に堆肥やパーライト、砂などを混ぜ込み、水はけのよい土に改良してから埋め戻しましょう。このひと手間が、シンボルツリーが元気に育つための重要な作り方のコツです。
5. DIYロックガーデンの費用シミュレーションと予算を抑えるための秘訣
DIYでロックガーデンを作る最大のメリットは、費用を抑えられることです。ここでは、具体的な費用の目安と、さらに低コスト化するための秘訣をご紹介します。
DIYロックガーデンの費用目安(5m²のスペース想定)
| 項目 | DIY費用の目安 |
|---|---|
| 石材費(割栗石など約1t) | 2万〜5万円 |
| 防草シート・ピン | 5千円〜1万円 |
| 植栽(低木・下草) | 1万〜3万円 |
| 合計(プロ依頼費除く) | 3.5万〜9万円 |
※プロに依頼する場合の相場(人件費込み)の3分の1から半額程度に抑えられる計算です。
予算を抑えるための秘訣
- 植栽は「種まき」や「挿し木」を活用: 成長が早いセダムなどは、小さな苗や枝を挿すだけで簡単に増えます。これを活用すれば、植栽費用をほぼゼロにできます。
- 「ワケあり石材」を探す: 規格外で少し形が崩れている石材を安く販売している業者を探してみましょう。ロックガーデンでは不揃いな石こそ自然な風合いになるため、大変おすすめです。
- 運搬を自力で行う: 石材購入後、レンタカーや軽トラックを借りて自分で運搬することで、運搬費用(プロ依頼費の大きな割合を占める)を大幅にカットできます。
6. 【よくある質問】 DIYでロックガーデンを作る際のQ&A
よくある質問(FAQ)
Q1. 重い石を一人で運ぶための裏技や道具はありますか?
A. 一人で運べるのは基本的に10〜20kgが限界です。それ以上の重い石(50kg前後)を運ぶ際は、台車(キャリーカート)の上に毛布や布を敷き、石を滑らせるように運ぶと楽になります。また、運搬用のベルトを石に巻き付け、体全体で持ち上げるようにすると、腰への負担を軽減できます。決して無理をせず、運搬が困難な場合はプロに依頼しましょう。
Q2. 見切り材はどんな種類を選べば失敗しませんか?
A. ロックガーデンには、耐久性の高いプラスチック製やアルミ製の見切り材がおすすめです。
特に、L字型やT字型の形状をしているものは、石の重さで変形しにくく、しっかりと土の仕切りを作れます。見切り材を設置する際は、ロックガーデン側の高さを他の地面よりも数センチ高めに設定すると、雨が降っても石が流れ出るのを防げます。
Q3. DIYで水はけの良い土を作るための具体的な配合を教えてください。
A. ロックガーデンに適した水はけの良い土(客土)を作るための配合の目安は、「掘り出した土:腐葉土・堆肥:川砂・パーライト」を4:3:3の割合で混ぜ込むことです。
川砂やパーライトは、土の中に空気の隙間を作り、水はけを劇的に改善します。この配合は、多くの乾燥に強い植物に適しており、根腐れを防ぐためのDIYの重要な基本です。
安全なDIYとプロの技術で、理想のロックガーデンを実現!
DIYでのロックガーデン作り方は、低コストで理想のおしゃれな外構を実現できる非常に魅力的な方法です。特に、石材の選定や下草の植え付けなどは、ぜひご自身で挑戦してみてください。
しかし、シンボルツリーの植え付けや、重い石の設置など、安全性や専門性が求められる部分については、無理せずプロに任せることが、失敗なく美しい景観を長持ちさせるための最善策です。
「ここだけプロに手伝ってほしい」「この樹木を植えるのが不安だ」というご相談も大歓迎です。私たちエクステリアの専門家が、お客様のDIYを安心安全にサポートいたします。
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