紅葉するシンボルツリー【植え付け・育て方】初心者でも失敗しないコツを紹介
こんにちは。株式会社プラッツのエクステリアプランナー藤田です。今回は、ご自宅の庭に紅葉するシンボルツリーを植えたいと考えているガーデニング初心者の方に向けて、植え付けから日々の管理まで、失敗しないためのポイントをご紹介します。
「自分で植えられるかな?」「お手入れが大変そう…」そんな不安を感じていませんか?この記事を読めば、シンボルツリーを元気に美しく育てるための基本が分かります。手軽に紅葉を楽しめるコツを知って、憧れの庭づくりを始めましょう。不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。
目次
1. 紅葉シンボルツリーを植える前に知っておきたいこと
庭に紅葉するシンボルツリーを植えることは、お家全体の印象を大きく変える素敵な選択です。でも、いざ植えるとなると、いくつか注意しておきたいことがあります。
まず、最も大切なのが「植え付けの時期」です。紅葉する木のほとんどは「落葉樹」で、秋から冬にかけて葉を落とし、活動を休止する休眠期に入ります。この休眠期に植え付けを行うことで、木への負担を最小限に抑えることができます。具体的には、11月~3月頃が最適です。
次に、「植える場所」も重要です。日当たりが良く、水はけの良い場所を選びましょう。また、将来的に木が成長することを考慮して、建物や塀から十分なスペースを確保してください。根が広がって建物の基礎に影響を与えたり、枝が伸びて近隣に迷惑をかけたりしないように計画的に場所を決めましょう。
さらに、植えたい木の「最終的な樹高と樹形」を事前に調べておくことも大切です。種類によって大きく成長する木もあれば、あまり大きくならない木もあります。お手入れの手間を減らすためにも、成長がゆっくりな品種を選ぶのも一つの手です。
2. 【初心者向け】シンボルツリーの失敗しない植え付け方法
自分でシンボルツリーを植えるのは少し勇気がいるかもしれませんが、ポイントを押さえれば大丈夫です。ここでは、基本的な植え付け方法をご紹介します。
1. 植え穴を掘る:苗木の根鉢(ねばち)の2〜3倍の幅、1.5〜2倍の深さの穴を掘ります。根鉢とは、根と周りの土が一体になった塊のことです。十分な大きさの穴を掘ることで、根がスムーズに伸びやすくなります。
2. 土壌を改良する:掘り出した土に腐葉土(ふようど)や堆肥(たいひ)を混ぜて、水はけと通気性を良くします。こうすることで、木の根が栄養を吸収しやすくなり、元気に育ちます。
3. 苗木を植える: 根鉢を崩さないようにそっと穴に入れ、木の高さが地面とほぼ同じになるように調整します。傾かないように、まっすぐに立てましょう。
4. 土を戻す: 改良した土を少しずつ穴に戻し、棒などでつついて根と土の隙間をなくします。最後に、たっぷりと水を与えて、土を落ち着かせます。
3. 水やり・肥料の基本|美しく育てるためのポイント
シンボルツリーを植えた後も、適切な水やりと肥料が欠かせません。この2つは、木を健康に保ち、美しい紅葉を楽しむための重要なポイントです。
水やりの基本
植え付けから1年ほどは、特に水やりに気をつけましょう。土の表面が乾いたら、根元にたっぷりと水を与えます。特に夏場は乾燥しやすいので、朝や夕方の涼しい時間帯に水やりをしてください。地植えの場合、根が張ってしまえば、よほどの乾燥が続かない限り自然の雨で十分です。
肥料の基本
肥料は、木の生長を促し、美しい葉を育てるために有効です。施肥のタイミングは、春と秋の年2回が一般的です。市販の有機肥料や化成肥料を、パッケージに記載された方法で、木の根元から少し離れた場所に与えましょう。

4. 樹形を整える!シンボルツリーの剪定方法と時期
剪定は、木の健康を保ち、見た目を美しく整えるために欠かせない作業です。適切な時期と方法で行うことが重要です。
剪定の時期:落葉樹の場合、葉が落ちた休眠期(12月~2月頃)に行うのが一般的です。この時期は木が活動を停止しているため、負担が少なく済みます。
剪定の目的:
- 木の形を整える
- 風通しを良くして病害虫の発生を防ぐ
- 木の内側まで日光が当たるようにする
- 無駄な枝を整理して木の負担を減らす
注意点:どこを剪定すればいいか分からない、高所の枝を切るのが怖いなど、不安な場合は無理せずプロの業者に依頼しましょう。無理に自分で作業すると、木を傷つけてしまう可能性があります。
5. 病害虫の予防と対策
どんなに大切に育てていても、病気や害虫が発生することはあります。早期発見と適切な対策が重要です。日頃から葉や幹をよく観察する習慣をつけましょう。
よくある病害虫の例
- アブラムシ:新芽や葉の裏につき、植物の汁を吸って弱らせます。
- カイガラムシ:枝や葉に白い綿のようなものがつき、放置すると増殖します。
- うどんこ病:葉の表面に白い粉をまぶしたようになり、光合成を妨げます。
これらを発見したら、まずは被害が軽いうちに薬剤を散布して対処しましょう。また、日頃から風通しを良くしておくことが、病害虫の予防につながります。
6. 【よくある質問】シンボルツリーの育て方に関するQ&A
Q1. 自分で植えるのは難しいですか?
A. 小さな苗木であればご自身で植えることも可能です。しかし、ある程度育った木は根鉢(ねばち)が重く、植え付け作業が難しい場合があります。無理せずプロに任せる方が安心です。
Q2. 紅葉がきれいにならないのですが、なぜでしょうか?
A. 紅葉の美しさは、日当たりや気温、水分のバランスに大きく左右されます。日当たりが悪い場所では色がつきにくかったり、夏場の水切れで葉が傷んだりすることがあります。適切な場所に植えられているか、日頃の水やりは足りているか見直してみましょう。
Q3. 剪定は毎年必要ですか?
A. 樹種や木の成長スピードによって異なりますが、基本的に年に1回の剪定がおすすめです。不要な枝を整理することで、木全体に日光が当たり、健康的に成長します。自分で難しい場合は、無理せずプロに依頼しましょう。
シンボルツリーは、一度植えると何十年と付き合っていく大切な存在です。ご自身で育てることに不安がある方、最初からプロに任せたいという方は、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。お客様の理想の庭づくりを、専門家の視点からお手伝いします。
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