狭い庭でも大丈夫!紅葉シンボルツリーの選び方とおすすめの種類
こんにちは。株式会社プラッツのエクステリアプランナー藤田です。今回は、新築やリフォームで庭が狭いとお悩みの方に向けて、限られたスペースでも紅葉を楽しめるシンボルツリーの選び方と、おすすめの樹種をご紹介します。
「狭い庭に木を植えたら、圧迫感が出てしまいそう…」そんな不安を感じていませんか?実は、選び方や植え方を工夫することで、狭い庭でもシンボルツリーを美しく配置することが可能です。この記事では、狭い庭を魅力的に見せるためのヒントをお伝えします。不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。
目次
1. 狭い庭にシンボルツリーを植えるメリット・デメリット
「庭が狭いから、シンボルツリーは諦めようかな…」そう思っている方もいるかもしれません。しかし、狭い庭だからこそシンボルツリーが大きな効果を発揮することがあります。ここでは、狭い庭にシンボルツリーを植えるメリットとデメリットを考えてみましょう。
メリット
- 空間に奥行きが生まれる: 木を植えることで、平面的だった庭に高低差が生まれ、実際の広さ以上に奥行きを感じることができます。
- 季節感を楽しめる: 小さなスペースでも、シンボルツリーの紅葉によって、家全体で四季の移り変わりを身近に感じられます。
- プライバシー保護: 常緑樹を植えた場合は、窓からの視線を遮る目隠しとしての役割も果たします。
デメリット
- 日当たりが悪くなる: 大きく育つ木を植えてしまうと、日が当たらなくなり、庭全体が暗くなることがあります。
- メンテナンスの手間: 成長が早い樹種は、こまめな剪定が必要です。
- 落葉による問題: 落葉樹を選んだ場合、落ち葉の掃き掃除などの手間がかかります。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、適切な木を選ぶことが大切です。
2. 狭い庭でも安心!コンパクトな紅葉シンボルツリーの選び方
狭い庭に植えるシンボルツリーは、次の3つのポイントを意識して選びましょう。このポイントを押さえることで、失敗を防ぎ、理想の庭づくりができます。
【ポイント1】樹高があまり高くならない品種を選ぶ
成長スピードがゆっくりで、最終的に樹高が低く収まる品種を選びましょう。例えば、通常よりもコンパクトに育つ園芸品種などもおすすめです。将来的に剪定の手間も減らせます。
【ポイント2】樹形がスリムな品種を選ぶ
横に枝が広がりにくい、スリムな樹形の木がおすすめです。スペースを有効活用でき、圧迫感も軽減できます。縦に伸びる樹形なら、より高さが強調され、広々とした印象を与えることも可能です。
【ポイント3】お手入れが簡単な品種を選ぶ
こまめな剪定が必要な木は、狭い場所での管理が大変になることがあります。ハイノキなど、自然と樹形が整いやすい品種を選んだり、病害虫に強い品種を選んだりすることで、日々の管理が楽になります。
3. 【樹高別】狭い庭におすすめの紅葉シンボルツリー4選
ここでは、実際に狭い庭に植えるシンボルツリーとして人気があり、私からもおすすめしている樹種を4つご紹介します。
- 常緑ヤマボウシ: あまり枝が広がらず、庭植えにちょうど良いサイズです。常緑樹ですが春には花、秋には紅葉と実を楽しめます。
- イロハモミジ: やや大きくなりますが、和風にも洋風にも合う美しい紅葉は格別です。最近はコンパクトな品種も人気です。
- ハイノキ: 成長が緩やかで、病害虫にも強い庭木です。日陰を好み、株立ち(根元から複数の幹が立ち上がる樹形)にすることで、繊細で美しい景観を作り出せます。
- ジューンベリー: 樹高2~5mと比較的コンパクトで、シンボルツリーとして人気です。春には白い花、初夏には赤い実、秋には美しい紅葉と、一年を通して楽しめます。

4. シンボルツリーをより美しく見せる植え方の工夫
ただ木を植えるだけでなく、少しの工夫でより魅力的な庭にすることができます。
- ライトアップ:夜間にシンボルツリーを下から照らすことで、幻想的な雰囲気を楽しめます。仕事で帰りが遅い方でも、夜の紅葉を楽しめます。
- 下草(したくさ)を植える:シンボルツリーの根元に、グランドカバー(地面を覆う植物)や草花を植えることで、足元が華やかになり、より立体感のある庭になります。
- フォーカルポイントにする: 庭の奥や、リビングから見える場所にシンボルツリーを配置することで、視線が集中し、庭全体が広く感じられます。
5. 限られたスペースを最大限に活かす庭づくりのアイデア
狭い庭でも、諦める必要はありません。シンボルツリーを主役に、様々なアイデアで庭を魅力的に変えることができます。
- 花壇やレイズドベッド:高さを出した花壇(レイズドベッド)を設置することで、視線が上に集まり、奥行きが感じられます。
- 高低差をつけたデザイン:植栽や石、レンガなどで高低差をつけることで、単調な印象をなくし、リズム感のある庭になります。
- 壁面緑化や鉢植え: 壁面やフェンスにツル性の植物を這わせたり、鉢植えを配置したりすることで、平面的な空間を立体的に演出できます。
6. 【よくある質問】狭い庭のシンボルツリーに関するQ&A
Q1. 成長が早い木でも、剪定すれば大丈夫ですか?
A. 剪定で大きさをコントロールすることは可能ですが、こまめな手入れが必要になります。剪定が苦手な方や、頻繁な手入れが難しい場合は、成長がゆっくりな樹種を選ぶ方が良いでしょう。
Q2. 日当たりが悪い庭でも紅葉は楽しめますか?
A. 紅葉は、日当たりが良い場所ほど鮮やかになります。日当たりが悪い場所では、紅葉の色がくすんでしまったり、葉が枯れやすくなったりすることがあります。植え付け前に、日当たりをよく確認することをおすすめします。
Q3. 鉢植えでもシンボルツリーとして楽しめますか?
A. はい、可能です。鉢植えであれば、移動ができるため、季節によって配置を変えたり、日当たりを調整したりできます。ただし、鉢のサイズに合わせた成長になりますので、地植えのようなダイナミックな成長は望めません。
狭い庭でも、選び方や植え方を工夫することで、紅葉するシンボルツリーを十分に楽しむことができます。ぜひ、この記事を参考に、理想の庭づくりを始めてみてください。どんな木が合うか分からない、植える場所に迷う、といったお悩みは、お気軽に私たちプロにご相談ください。お客様にぴったりのプランをご提案します。
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