ロックガーデンで差をつける!石の選び方とレイアウトのコツ


こんにちは!株式会社プラッツ エクステリアプランナーの藤田です。

「ロックガーデン」と聞いて、まず頭に浮かぶのは「石」ではないでしょうか?

前回の記事でご紹介した植物ももちろん大切ですが、ロックガーデンの印象を大きく左右するのは、実は石の選び方と配置なんです。

「どんな石を選べばいいの?」「どうやって置けばおしゃれに見える?」

そんな疑問にお答えするため、この記事ではロックガーデンの主役となる石に焦点を当てて、プロの視点から解説します。

ちょっとしたコツを知るだけで、あなたのロックガーデンは格段にレベルアップしますよ。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社のプラッツにご相談ください

1. ロックガーデンを成功させる鍵は「石」の選び方


ロックガーデンは、植物が枯れたとしても、石は残り続けます。つまり、石は一度設置したら、頻繁に変えるものではありません。だからこそ、最初にどのような石を選ぶかが非常に重要になってきます。石は、色、形、大きさによって、庭全体の雰囲気を決定づけるからです。

例えば、白い石を選べば明るく爽やかな印象に、黒い石を選べばモダンで引き締まった印象になります。また、角ばった石はワイルドに、丸い石は柔らかな雰囲気を演出します。

実際に、私が担当したお客様の中には、「なんとなくおしゃれに見える庭にしたい」というご要望をいただくことがよくあります。そのような場合、私はまずお客様の好きなテイストや、どんな庭に憧れているかをお聞きし、それに合わせて最適な石をご提案しています。

石選びは、まるで洋服を選ぶようなもの。あなたの個性や好みを表現する大切な要素です。庭にどんな雰囲気を求めるか、どんな空間で過ごしたいかをじっくりと考え、それに合った石を見つけることが、ロックガーデンを成功させる第一歩となります。

石の質感や表面の風合いも重要です。苔が生えやすい石、年月とともに表情を変える石など、それぞれの石が持つ個性を理解することで、より深みのある庭づくりができます。

2. ロックガーデンに使われる石の種類と特徴


ロックガーデンでよく使われる代表的な石をご紹介します。それぞれの特徴を知ることで、あなたのイメージに合う石が見つかるはずです。

割栗石(わりぐりいし)


砕石されたゴツゴツとした角のある石です。シャープで力強い印象を与えるため、ワイルドでモダンなロックガーデンに最適です。色もグレー、ブラック、白など様々で、組み合わせによって様々な表情を作り出せます。

ゴロタ石


丸みを帯びた石で、自然な川辺や海岸のような優しい雰囲気を演出します。特に、苔が生えやすい石を選ぶと、時間の経過とともにさらに風情が増します。和風の庭にもよく合います。

溶岩石


独特のゴツゴツとした質感と、小さな穴がたくさん開いているのが特徴です。その個性的な見た目から、ダイナミックなデザインのロックガーデンによく使われます。植物の根が張りやすく、植物が元気に育つのもメリットです。溶岩石は、他の石にはない独特の存在感があり、ロックガーデンのシンボル的な存在になります。

3. プロが教える!石の配置・レイアウトの基本


石の選び方と同じくらい大切なのが、配置の仕方です。以下のポイントを意識するだけで、見違えるほど美しいレイアウトになります。

  • 「三尊石組(さんぞんいしぐみ)」を意識する: 大小3つの石を配置する伝統的な手法です。真ん中に一番大きな石を置き、その両脇に小さな石を配置することで、バランスの取れた美しい構図になります。
  • 「奥行き」を出す: 高低差をつけることで、庭に広がりが生まれます。大きな石を少し埋め込むように配置すると、より自然な景観になります。
  • 「流れ」を作る: 石をただ並べるのではなく、水の流れや山の尾根をイメージして配置すると、庭全体に動きが生まれます。

実際に私がレイアウトを組む際は、まず大きな石を置いて全体の骨格を作り、次に中くらいの石、最後に小さな石や砂利で細部を調整していきます。この順番を守ることで、失敗しにくくなります。また、石を配置する際は、一度置いてみて、様々な角度から眺めてみることが重要です。家の中の窓から、庭に出た時の視点からなど、複数の視点から見てバランスを確認することで、より完成度の高いレイアウトになります。

さらに、石と石の間隔も重要です。窮屈にならないように、適度な間隔を空けて配置することで、一つ一つの石の存在感が際立ちます。

4. 庭の広さに合わせた石の選び方とレイアウトのコツ


庭の広さによって、石の選び方やレイアウトも変わってきます。

【広い庭の場合】

庭全体にダイナミックな景観を作り出すことができます。大きな石を大胆に配置したり、複数の岩山のようなまとまりを作ったり、高低差を大きくつけたりすることで、迫力のあるロックガーデンになります。庭のシンボルとなるような大きな石を一つ配置するのも効果的です。また、石を複数箇所に分散して配置することで、庭全体に統一感を持たせつつ、それぞれの場所に異なる表情を持たせることもできます。

【狭い庭の場合】

大きな石を置くと圧迫感が出てしまうため、中〜小サイズの石をメインに使うのがおすすめです。地面を砂利で覆い、その上にいくつか石を配置するだけでも、十分ロックガーデンの雰囲気を楽しめます。また、縦の空間を意識して植物や石を配置することで、実際の広さ以上に奥行きを感じさせることができます。例えば、壁面に沿って石を配置したり、背の高い植物を奥に植えたりすることで、視線が奥に伸び、庭全体が広く感じられます。

5. 石と相性の良いアイテム(砂利・植物)の組み合わせ方


石の魅力を最大限に引き出すためには、周囲のアイテムとの組み合わせが重要です。

【砂利】

砂利は、石と石の隙間を埋めるだけでなく、ロックガーデン全体の雰囲気を統一する役割も担います。石の色やテイストに合わせて、砂利の色や粒の大きさを選びましょう。白い砂利は明るく、黒い砂利はモダンに、茶色やベージュの砂利は自然な印象になります。砂利を敷くことで、雑草が生えにくくなるという実用的なメリットもあります。

【植物】

硬い石の間に、柔らかい植物を植えることで、お互いの良さが引き立ちます。アガベやリュウゼツランのようなシャープな植物は、石のゴツゴツとした質感と相性抜群です。また、ローズマリーやタイムのように、石の間からこぼれるように広がる植物も、自然な雰囲気を演出するのに役立ちます。

私がお客様にご提案する際は、石と植物の「色」「形」「質感」のバランスを特に重視しています。例えば、丸いゴロタ石には、細く繊細な葉を持つ植物を合わせることで、互いの対照的な魅力が引き立ち、庭全体にリズムが生まれます。

6. 【よくある質問】 ロックガーデンの石に関するQ&A


ロックガーデンの石について、お客様からよくいただく質問にお答えします。

Q1. 石はどこで買えますか?


A. ホームセンターや、石材を専門に扱うお店で購入できます。実際に見て、色や形、大きさを確認してから購入することをおすすめします。オンラインでも購入できますが、実物とは印象が異なる場合があるので注意が必要です。特に、大きな石は重いため、運搬や設置の手間を考慮して、業者に依頼する方が安心です。

Q2. 自分で石を運ぶのが大変なのですが…


A. ロックガーデンは、重たい石を運んだり配置したりと、かなりの労力が必要です。特に大きな石を扱う場合は、専門の業者に依頼するのが安心です。私たちのようなエクステリア業者であれば、石の手配から運搬、配置まで全てお任せいただけます。プロに任せることで、安全かつスピーディーに理想の庭をつくることができます。

Q3. 石を置く場所に土を敷く必要はありますか?


A. 石を直接地面に置いても問題ありませんが、安定させるために少し埋め込むのが一般的です。また、植物を植える部分には、水はけの良い専用の土を準備しましょう。石と土の境界をしっかりと分けることで、庭の管理がしやすくなります。

ロックガーデンは、石の選び方と配置の仕方次第で、無限の可能性を秘めています。

「こんな雰囲気にしたい」「この石を使ってみたい」など、あなたの理想のイメージをぜひ私たちにお聞かせください。

プロの知識と技術で、その想いを形にするお手伝いをさせていただきます。

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