お庭を最高の遊び場に!子どもが安全に遊べる庭づくりのアイデア集
こんにちは、株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしております、藤田と申します。
門扉やフェンスで敷地の安全を確保したら、次はいよいよお庭の中です。「子どもを思いっきり遊ばせてあげられる、夢のようなお庭が欲しい!」そう願う親御さんは多いのではないでしょうか。しかし、楽しいはずの庭にも、思わぬ危険が潜んでいることがあります。
この記事では、お子様がケガの心配なく、のびのびと創造力を育める「最高の遊び場」を作るための具体的なアイデアを、安全対策のポイントと合わせてご紹介します。
漠然としたお悩みでも構いません。不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。
目次
1. 庭での思わぬケガを防ぐ!最初に考えるべき安全対策
楽しい庭づくりを始める前に、まずは「危険を減らす」ことから考えましょう。以下のポイントをチェックしてみてください。
- 地面に危険なものはないか?
石や木の根、ガラスの破片など、転んだときにケガの原因になるものは、あらかじめ取り除いておきましょう。 - 高低差はないか?
急な段差や傾斜は、転倒・転落の原因になります。スロープにしたり、低い段差を設けたりする工夫が必要です。 - 家の中から様子が見えるか?
キッチンやリビングから、子どもの遊ぶ様子が見えると安心です。見通しを妨げるような障害物は置かないようにしましょう。
これらの基本的な安全対策が、すべての土台になります。
2. 転んでも安心!地面におすすめの素材比較(人工芝・ゴムチップ・ウッドデッキ)
子どもは走ったり、ジャンプしたり、そしてよく転びます。だからこそ、地面の素材選びはとても重要です。
人工芝
メリット:クッション性が高く、転んでもケガをしにくい。天然芝と違い、泥だらけにならず、年間を通して緑を保てる。メンテナンスが楽。
デメリット:夏場は表面温度がかなり高くなるため、裸足での利用や水遊びには注意が必要。
ゴムチップ
メリット:公園の遊具の下にも使われるほど、衝撃吸収性が非常に高い。透水性も高く、水はけが良い。
デメリット:デザインの選択肢が少なく、費用が比較的高価。夏場は人工芝同様に熱くなることがある。
ウッドデッキ
メリット:リビングの延長として多目的に使える。夏はプール、春秋はピクニックなど、遊びの幅が広がる。
デメリット:高さによっては転落の危険があるため、必ず手すりやフェンスを設置する。雨の日は滑りやすくなるため注意が必要。
3. 子どもが夢中になる!お庭に作りたい遊び場アイデア5選
安全な土台ができたら、子どもがワクワクするような遊びの仕掛けを作りましょう。
- 砂場・どろんこ場
子どもの創造力を育む最高の遊び場。衛生面が気になる方は、抗菌砂を使ったり、使わないときは動物が入らないよう蓋をしたりするのがおすすめです。 - お絵描きできる壁(黒板ウォール)
フェンスや壁の一部に、屋外用の黒板塗料を塗るだけで、ダイナミックなお絵描きスペースに。水で消せるので何度でも楽しめます。 - 小さな畑(キッズファーム)
ミニトマトやイチゴなど、子どもでも育てやすい野菜や果物を育てるスペース。食育にもつながり、収穫の喜びを体験できます。 - 隠れ家のようなキッズハウス
小さなテントやDIYの小屋は、子どもの秘密基地に。ごっこ遊びの世界が広がります。 - ジャンピングストーン(飛び石)
庭の土や芝生に飛び石や丸いステップを置き、ジャンプして渡る遊び。距離や配置を変えれば、挑戦のレベルを調整可能。

4. 立水栓は危険?安全で便利なガーデンシンクのすすめ
庭で遊んだ後の手洗いや、泥だらけの道具を洗うのに水場は必須です。しかし、地面から突き出た昔ながらの「立水栓(りっすいせん)」は、子どもが走っていてぶつかると大きなケガにつながる危険な障害物でもあります。
そこでおすすめなのが「ガーデンシンク」です。高さがあるため、子どもがぶつかる心配が少なく、立ったまま楽な姿勢で手や物を洗えます。レンガ調のおしゃれなデザインのものや、収納付きの便利なタイプもあります。安全面と利便性を考えると、ぜひ検討したいアイテムです。
5. 室外機や危険な植物から子どもを守る方法
庭には、他にも見落としがちな危険が潜んでいます。
エアコンの室外機
ファンに指を挟む危険や、上に乗ってフェンスを乗り越える足がかりになる可能性があります。おしゃれな室外機カバーで覆ったり、柵で囲ったりして、子どもが直接触れられないようにしましょう。
有毒な植物
きれいな花や実でも、口にすると危険な植物があります。スイセン、アジサイ、スズラン、キョウチクトウなどはその一例です。子どもが小さいうちは、口に入れても安全なハーブ類や野菜などを中心に植えると安心です。
6. 【よくある質問】
Q1. 庭に砂場を作りたいのですが、衛生面が心配です。
A. ご心配はもっともです。猫や鳥のフン害を防ぐために、使わないときは必ず蓋やシートをかけるようにしましょう。市販の砂場キットには専用の蓋が付いているものが多いです。また、砂は雑菌が繁殖しにくい「抗菌砂」を選ぶとより安心です。
Q2. 夏場の照り返しや熱中症対策はどうすれば良いですか?
A. ウッドデッキやテラスの上に、日よけのシェードやオーニングを設置するのが最も効果的です。また、夏に葉を茂らせる落葉樹を植えれば、涼しい木陰を作ってくれます。地面への打ち水や、ミストシャワーの設置もおすすめです。
Q3. 狭い庭でも子どもが楽しめる工夫はありますか?
A. はい、もちろんです。スペースが限られている場合は、壁などの「垂直な空間」を有効活用しましょう。例えば、壁に取り付ける黒板ウォールや、ハンギングプランターでの家庭菜園などです。また、折りたたみ式のテーブルや椅子を使えば、遊ぶときとくつろぐときでスペースを使い分けることができます。
まとめ
今回は、お子様のための安全で楽しい庭づくりのアイデアをご紹介しました。
立派な遊具がなくても、地面の素材を工夫したり、お絵描きできる壁を作ったりと、少しのアイデアで庭は最高の遊び場に変わります。何よりも大切なのは、危険を先に取り除き、子どもが安心して過ごせる環境を整えてあげることです。
「うちの庭でも、こんな風にできるかな?」
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