後悔しない!家庭用防犯カメラの選び方【性能比較】


はじめまして、株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしております、藤田と申します。

ご家庭の防犯対策として防犯カメラの設置を考え始めたものの、「種類が多すぎて、何がどう違うのかサッパリ分からない…」と感じていませんか?カタログや通販サイトを見ても、専門用語ばかりで混乱してしまいますよね。

この記事では、そんなお悩みを解消するために、家庭用防犯カメラの「性能」に焦点を当てて、プロの視点から分かりやすく比較・解説します。画質や夜間撮影能力、録画方法といった基本的な性能の違いから、あると便利な最新機能まで、これを読めば「我が家に本当に必要なカメラ」がきっと見つかります。

カメラ選びで不安なことがあれば、いつでも私たちエクステリア専門会社 プラッツにご相談ください

1. まず何を重視する?家庭用防犯カメラ選びで失敗しない3つの軸


数ある防犯カメラの中から最適な一台を選ぶために、まずはご家庭の状況に合わせて、次の3つの軸を明確にすることが大切です。

  1. 何のために設置するのか?(目的)
    「とにかく空き巣への威嚇がしたい」「留守中の子どもの帰宅やペットの様子を確認したい」「駐車場での車へのイタズラを記録したい」など、目的によって最適なカメラは変わります。目的が明確であれば、必要な性能もおのずと絞られてきます。
  2. どのくらいの費用をかけられるか?(予算)
    カメラ本体の価格は、性能によって数千円のものから数十万円のものまで様々です。予算をあらかじめ決めておくことで、選択肢が広がりすぎるのを防ぎ、現実的な製品選びができます。ただし、安さだけを追求すると、いざという時に役に立たない可能性もあるので注意が必要です。
  3. どんな性能を求めるか?(性能)
    「夜間でもカラーで鮮明に映ってほしい」「広範囲を一台でカバーしたい」「スマホで手軽に確認したい」など、カメラに求める性能をリストアップしてみましょう。この後の章で詳しく解説する性能比較を参考に、ご自身の目的に合った機能に優先順位をつけてみてください。

この3つの軸を最初にしっかり整理しておくことが、後悔しないカメラ選びの第一歩です。

2. 【性能徹底比較】画質・画角・暗視機能でここまで違う!


カメラの基本性能である「画質」「画角」「暗視機能」。この3つの違いが、防犯カメラの価値を大きく左右します。

画質:顔や車のナンバーを識別する「解像度」


画質は「画素数」や「解像度」で表され、数値が大きいほど鮮明な映像になります。家庭用では200万画素(フルHD)が主流ですが、より確実に人物の顔や車のナンバーを特定したい場合は、400万画素や800万画素(4K)の高画質モデルがおすすめです。証拠能力に直結する重要な性能です。

画角:一度に撮影できる「範囲」


画角は、カメラが一度に映せる範囲を角度で示したものです。画角が広い(100度以上など)と、一台で広範囲をカバーできるため、駐車場や庭全体の監視に向いています。一方、画角が狭い(80度以下など)と、遠くのものを大きく映せるため、特定の場所(玄関ドアなど)をピンポイントで監視したい場合に有効です。

暗視機能:夜間の見守り性能


夜間の撮影能力は防犯上、非常に重要です。一般的なのは、赤外線LEDを照射して暗闇を白黒映像で映し出す「赤外線暗視機能」です。最近では、わずかな光でもカラーで撮影できる「スターライト機能」を搭載した高性能なカメラも増えており、夜間の犯人の服装の色などを特定しやすくなります。

3. 録画データはどこに保存?クラウドと録画機(NVR)の違い


撮影した映像データを保存する方法は、大きく分けて2つあります。それぞれのメリット・デメリットを理解して選びましょう。

    • 録画機(NVR/HDD)に保存
      カメラと繋がった専用の録画機(ハードディスク)に映像を保存する方法です。一度設置すれば月々の費用はかかりませんが、録画機本体が盗難に遭ったり、故障したりすると映像をすべて失うリスクがあります。
  • クラウドに保存
    インターネット上のサーバーに映像データを保存する方法です。月額料金が発生しますが、カメラや録画機が壊されてもデータは安全に守られます。また、外出先から過去の映像を確認するのも簡単です。

コストを重視するなら録画機、データの安全性を最優先するならクラウド、という視点で選ぶのが一般的です。両方を併用できるハイブリッド型のシステムもあります。

4. あると超便利!スマホ連携でできることと動体検知機能


最近の防犯カメラの多くは、インターネットに接続してスマートフォンと連携する機能を備えています。これが非常に便利で、防犯カメラの価値を何倍にも高めてくれます。

専用アプリをスマホにインストールすれば、

  • いつでもどこでも、家の様子をリアルタイム映像で確認できる
  • 過去に録画した映像を、スマホで簡単に再生・保存できる
  • カメラの前で動きを検知した際に、スマホに通知を送ってくれる

といったことが可能になります。

特に便利なのが「動体検知機能」です。これは、カメラの撮影範囲内で何かが動いた時だけを自動で録画・通知する機能。24時間録画し続けるよりも録画容量を節約でき、何かあった時にすぐ気づけるという大きなメリットがあります。ただし、風で木が揺れたり、猫が横切ったりするのにも反応してしまうことがあるため、検知する範囲や感度を細かく設定できるモデルを選ぶのがおすすめです。

5. 屋外設置は必須!防水・防塵性能「IP規格」の見方


防犯カメラを屋外に設置する場合、雨風や砂埃に耐えられる性能が絶対に必要です。そこでチェックすべきなのが「IP規格」という指標です。

「IP●●」という形で表示され、最初の数字が「防塵性能(0〜6)」、後の数字が「防水性能(0〜8)」を表します。どちらも数字が大きいほど性能が高いことを示します。

屋外に設置する防犯カメラであれば、「IP66」以上の性能があるものを選びましょう。「IP66」は、「粉塵が内部に侵入しない」という最高の防塵性能と、「いかなる方向からの強い直接噴流によっても有害な影響を受けない」という高い防水性能を併せ持っていることを意味します。これなら、台風のような激しい雨風でも安心して使い続けることができます。

6. 【よくある質問】カメラ選び編


Q1. 夜間撮影の「赤外線」と「スターライト」はどう違うの?


A. 「赤外線」は、カメラから赤外線LEDを照射し、真っ暗闇でも対象物を白黒映像で映し出す機能です。一方、「スターライト」は、肉眼では見えないような非常に弱い光(星明かりや街灯の光)を増幅させて、カラー映像で撮影する機能です。犯人の服装や車の色まで特定したい場合は、スターライト機能付きのカメラが圧倒的に有利です。

Q2. カメラの接続はWi-Fi(無線)と有線(LANケーブル)どっちが良い?


A. Wi-Fi(無線)接続は、LANケーブルの配線が不要で設置が簡単なのがメリットですが、電波状況によっては映像が途切れたり不安定になったりするリスクがあります。一方、有線LAN接続は、安定した通信が最大のメリットです。いざという時の映像を確実に記録するため、プロとしては安定性の高い有線LAN接続を強くお勧めします。

Q3. 音声も記録できるマイク付きカメラは必要?


A. マイク付きカメラは、映像に加えて音声も記録できるため、侵入時の物音や会話などを証拠として残せるというメリットがあります。また、カメラにスピーカーも付いていれば、スマホを通じて不審者に声で威嚇することも可能です。ただし、隣家の会話などを録音してしまうとプライバシーの問題になる可能性もあるため、設置場所には十分な配慮が必要です。目的を明確にした上で検討しましょう。

まとめ


今回は、後悔しないための家庭用防犯カメラの選び方について、性能面から詳しく解説しました。

画質、画角、暗視機能といった基本性能から、録画方法、スマホ連携、防水性能まで、たくさんのチェックポイントがありましたね。大切なのは、これらの性能をただ比較するだけでなく、「ご自身の家と目的にとって、どの機能が本当に必要か」を見極めることです。

「たくさんありすぎて、やっぱり自分だけでは選べそうにない…」

そう感じたら、ぜひ専門家を頼ってください。私たち株式会社プラッツでは、お客様のご自宅の状況やご予算、ご要望を丁寧にお伺いし、数ある製品の中から最適な一台をご提案します。どうぞお気軽にご相談ください。

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