防犯カメラ工事の費用相場と信頼できる業者の見つけ方
はじめまして、株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしております、藤田と申します。
ご家庭に防犯カメラを設置しようと決めたとき、次に気になるのは「いったい、いくらかかるんだろう?」という費用のことですよね。そして、「どの業者に頼めば安心なんだろう?」という不安も大きいかと思います。
この記事では、そんな工事の費用と業者選びに関する疑問や不安を解消します。費用の内訳や適正な相場、そして悪徳業者に騙されずに信頼できる優良業者を見抜くための具体的なチェックポイントまで、プロの視点から包み隠さずお話しします。この記事を読めば、安心して防犯カメラ工事の第一歩を踏み出せるはずです。
費用や業者選びで不安なことがあれば、いつでも私たちエクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。
目次
1. 【内訳を全公開】防犯カメラ工事の費用は何で決まるのか?
防犯カメラの工事費用は、大きく分けて「機器代」と「工事費」の2つから成り立っています。見積もりを見たときに混乱しないよう、まずはそれぞれの内訳を理解しておきましょう。
① 機器代
- カメラ本体:性能(画質、暗視機能など)によって価格が大きく変わります。
- 録画機(NVR):録画できる時間(HDD容量)や接続できるカメラの台数で価格が決まります。
- その他周辺機器:モニター、ケーブル、設置用の金具など、必要な部材一式です。
② 工事費
- カメラ設置工事費:カメラを壁面などに取り付ける作業費です。高所での作業は費用が上がります。
- 配線工事費:カメラから録画機までのケーブルを敷設する費用です。配線の長さや、壁の中に隠す「隠蔽配線」など、内容によって変動します。
- 設定作業費:録画機やネットワークの設定、スマートフォンで映像を見るための設定などを行う費用です。
これらの項目が、お住まいの状況に合わせて組み合わさり、最終的な工事費用となります。
2. カメラ1台から4台まで。戸建ての設置費用シミュレーション
では、実際に戸建て住宅に設置する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。一般的な性能のカメラを設置した場合の、台数別の費用相場をシミュレーションしてみましょう。
- カメラ1台(玄関など):10万円~20万円程度
まずは最低限、人の出入りが一番多い玄関から始めたい、という場合の目安です。 - カメラ2台(玄関・駐車場):15万円~30万円程度
玄関に加えて、車へのいたずら対策として駐車場もカバーしたい場合に多いパターンです。 - カメラ3~4台(家全体):25万円~50万円程度
玄関、駐車場に加えて、家の裏手にある勝手口や窓など、侵入経路になりやすい場所をすべてカバーし、死角をなくしたい場合の目安です。
※ご注意:これはあくまで一般的な相場です。4Kなどの高性能カメラを選んだり、配線工事が複雑になったりする場合は、この金額よりも高くなることがあります。
3. その見積もり大丈夫?必ずチェックすべき5つの重要項目
複数の業者から見積もりを取ったら、金額の安さだけで飛びつかず、内容をしっかり比較することが重要です。以下の5つの項目がきちんと記載されているか、必ず確認してください。
- 機器の「メーカー名」と「型番」が明記されているか?
「カメラ一式」といった曖昧な表記ではなく、どのメーカーのどの製品を使うのかが分かるようになっているか確認しましょう。後から仕様を調べるためにも必須です。 - 工事内容が具体的に記載されているか?
「カメラ設置工事」「配線工事」だけでなく、「高所作業費」や「隠蔽配線工事」など、どんな作業にいくらかかるのかが分かるようになっているのが親切な見積もりです。 - 「諸経費」の内訳は明確か?
諸経費という項目自体は問題ありませんが、あまりに高額な場合は、何に対する費用なのか(交通費、駐車場代など)を確認しましょう。 - 保証内容と期間が記載されているか?
機器のメーカー保証とは別に、業者が行う「工事保証」が何年付くのかは非常に重要です。 - 合計金額以外に、追加費用の可能性について言及があるか?
「現場の状況により、追加費用が発生する場合があります」といった一文があるか、また、どんな場合に追加になるのかを事前に確認しておくと安心です。

4. 悪徳業者に注意!信頼できる工事業者を見分けるための秘訣
残念ながら、防犯カメラ業界にも手抜き工事をしたり、法外な料金を請求したりする悪徳業者が存在します。大切な財産と安全を任せる業者選びで失敗しないために、以下のポイントを参考にしてください。
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- 現地調査をしっかり行ってくれるか
電話やメールだけで確定金額を提示する業者は要注意。家の構造や周辺環境を見ずに、正確な見積もりは出せません。
- 現地調査をしっかり行ってくれるか
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- こちらの質問に、専門用語を使わずに丁寧に答えてくれるか
素人にも分かるように、メリットだけでなくデメリットもきちんと説明してくれる業者は信頼できます。
- こちらの質問に、専門用語を使わずに丁寧に答えてくれるか
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- 防犯設備士の資格を持つスタッフがいるか
「防犯設備士」は、防犯の専門知識を持つことを証明する資格です。資格者がいることは、信頼できる業者の一つの目安になります。
- 防犯設備士の資格を持つスタッフがいるか
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- 会社の所在地が明確で、施工実績が豊富か
ホームページなどで、会社の住所や過去の施工事例がきちんと公開されているかを確認しましょう。
- 会社の所在地が明確で、施工実績が豊富か
- 契約を急かさないか
「今日契約してくれたら特別に安くします」といったトークで契約を急かす業者は、避けた方が賢明です。
5. 少しでも費用を抑えるには?リース契約と補助金の活用法
「やっぱり初期費用が高いな…」と感じる方には、費用を抑える方法もいくつかあります。
リース契約
初期費用0円で、月々定額の支払いで防犯カメラシステムを導入する方法です。契約期間中のメンテナンスが含まれているプランも多く、まとまった出費を抑えたい方におすすめです。(※主に事業者向けですが、家庭用で対応している業者もあります)
補助金・助成金の活用
お住まいの自治体によっては、個人宅の防犯対策に対して補助金や助成金を出している場合があります。お住まいの市区町村のホームページを確認したり、役所に問い合わせてみたりすると良いでしょう。申請手続きのサポートをしてくれる工事業者もあります。
6. 【よくある質問】費用・業者選び編
Q1. なぜ業者によって見積もり金額が大きく違うの?
A1. 主な理由は、提案する機器の性能(価格)、工事の品質、そしてアフターサービスの充実度の違いです。ただ安いだけの見積もりは、性能の低いカメラを使っていたり、見えない部分の配線処理が雑だったり、保証が付いていなかったりする可能性があります。金額だけでなく、その内訳とサービス内容をしっかり比較することが重要です。
Q2. 工事後に追加料金が発生することはありますか?
A2. 優良な業者は、現地調査の段階でしっかりと状況を確認するため、契約後に追加料金が発生することは滅多にありません。ただし、工事当日に「やっぱりあっちの壁に付けたい」といったお客様都合の急な変更があった場合や、壁の中など事前に予測できない場所に障害物があった場合など、やむを得ず追加費用がかかるケースはあります。そうした場合にどうなるか、契約前に確認しておくと安心です。
Q3. 工事の保証やアフターサービスは、どこを確認すればいい?
A3. 見積書や契約書に記載されている「保証期間」と「保証内容」を必ず確認してください。「機器保証」だけでなく、配線トラブルなどをカバーする「工事保証」が付いているかが重要です。また、「カメラの向きを少し調整したい」「スマホでの見方を忘れてしまった」といった設置後の細かな相談に、快く対応してくれるかどうかも、業者選びの大きなポイントになります。
まとめ
今回は、防犯カメラ工事の費用と、信頼できる業者の見つけ方について詳しく解説しました。
費用は、「機器代」と「工事費」で構成され、お住まいの状況や選ぶ機器によって変動します。そして、良い業者を見つけるためには、金額の安さだけでなく、見積もりの透明性、担当者の対応、そして充実した保証が何よりも大切です。
「うちの場合は、いくらくらいかかるんだろう?」
「一度、信頼できる専門家の話を聞いてみたい」
そう思われたら、ぜひ私たち株式会社プラッツにお任せください。お客様が納得できるまで丁寧にご説明し、透明性の高いお見積もりと、安心の工事をお約束します。どうぞお気軽にご相談ください。
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