もう草むしりしない!共働き向け雑草対策


はじめまして、株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしております、藤田と申します。

「平日は仕事と育児で手一杯なのに、休日は庭の草むしり…」そんな悩みを抱えていませんか?せっかくのマイホームなのに、庭が悩みのタネになってしまうのは、とても悲しいことです。

この記事では、そんな忙しい共働き・子育て世帯の永遠の悩みである「雑草」問題を、植えるだけで解決に導く「グランドカバー」という方法に絞って、プロの目線で徹底解説します。

グランドカバーの基本的な知識から、具体的なメリット、忙しいあなたに最適な植物の選び方、そしてよくある疑問まで、この記事を読めばすべて解決します。雑草に奪われていた時間と労力を、もっと価値のある家族の時間に変えましょう。

もし記事を読んでみて分からないことや、ご自身の庭に合わせた具体的なプランを知りたくなったなど、不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください

1. 休日の草むしりから解放されませんか?


「平日は仕事と家事でヘトヘト…」

「やっと迎えた休日は、たまった家のことや子どもの相手で大忙し」

そんな毎日を送る中で、ふと窓の外に目をやると、いつの間にか生い茂った雑草たち。「また草むしりしなきゃ…」と、見ないふりをしたくなること、ありませんか?

私が担当したあるお宅でも、30代の共働きのご夫婦が全く同じ悩みを抱えていました。

「せっかく子どもを遊ばせようと思って庭付きの家にしたのに、雑草だらけで…虫も心配だし、結局公園に連れて行っているんです」

その一言が、とても印象に残っています。

庭は、家族団らんの時間を過ごしたり、子どもが安全に走り回ったり、時には一人でゆっくりコーヒーを飲んだりするための、大切なプライベート空間のはずです。その場所が、単なる「草むしりをしなければならない場所」になってしまうのは、あまりにもったいないですよね。

しかも、雑草は見た目の問題だけではありません。

放置すれば蚊や害虫の発生源になりますし、イネ科の雑草などは花粉症の原因となり、お子さんのアレルギーにも繋がりかねません。

もし、そんな雑草の悩みから解放されて、もっと自由に、そして安全に使える時間と空間が増えるとしたら、どうでしょう。

この記事では、忙しいあなたにこそ知ってほしい、雑草対策の強い味方「グランドカバー」について、詳しくご紹介していきます。

2. 雑草対策の救世主「グランドカバー」とは


「雑草対策」と聞くと、大変そうなイメージがありませんか?

多くの方が思い浮かべるのは、以下のような方法かもしれません。

  • 防草シート+砂利敷き: 効果は高いが、砂利敷きだとホウキで掃除ができず、そこも悩み。また、隙間から生える雑草の処理が意外と大変。
  • コンクリート: 最も確実な方法だが、費用が非常に高額。一度固めるとやり直しがきかず、庭の雰囲気が無機質になってしまう。
  • 人工芝: 見た目は良いが、高品質なものは高価で、初期費用がかさむ。安価なものだと経年劣化が心配。

もちろん、これらの方法にもメリットはありますが、「やっぱり庭には緑がほしい」「子どもが遊ぶから、なるべく自然な状態にしておきたい」という方には、少し物足りなく感じるかもしれません。

そこでおすすめしたいのが「グランドカバープランツ」です。

なんだか難しそうな名前ですが、ご安心ください。

グランドカバープランツとは、その名の通り「地面(グラウンド)を覆う(カバー)植物」のこと。背が高くならず、地面を這うように横へ横へと広がっていく性質を持つ植物たちの総称です。

では、なぜこれが雑草対策になるのか。

その仕組みはとてもシンプルです。これらの植物がカーペットのように密に地面を覆うことで、雑草の種が地面に届きにくくなり、さらに葉が作る影が日光を遮るため、雑草が発芽・成長しにくい環境を作ってくれるのです。

つまり、化学薬品である除草剤や、無機質な資材に頼るのではなく、植物自身の生命力を借りて、自然の力で雑草をコントロールする。それが、グランドカバーによる雑草対策の最大の魅力なのです。

3. 忙しい家庭に嬉しいメリット・注意点


グランドカバーを導入することは、時間が限られている共働き・子育て世帯にとって、良いことずくめです。具体的にどんなメリットがあるのか、そして事前に知っておきたい注意点も合わせて見ていきましょう。

【嬉しいメリット】


  • 雑草むしりの手間が劇的に減る
    これが最大のメリットです。一度根付いてしまえば、あとはほとんど放置でOKな植物も多く、週末の貴重な時間を草むしりから解放してくれます。「年間で50時間以上、草むしりの時間が削減できた」というお声も実際にあります。
  • 見た目が美しく、癒やし効果がある
    緑のカーペットが一面に広がる庭は、心を和ませてくれます。花が咲く種類を選べば、季節の楽しみもありますね。
  • 子どもが安全に遊べる
    砂利やコンクリートと違い、柔らかい植物の上なら転んでも安心です。土ぼこりが立ちにくくなるので、洗濯物への影響が減る効果もあります。
  • 環境にも優しい
    植物が地面を覆うことで、夏場の地面の温度上昇を抑え、照り返しを和らげてくれます。これはヒートアイランド現象の緩和にも貢献する、地球にやさしい取り組みでもあります。

【少しの注意点】


  • 広がるまでに時間がかかる
    植えてすぐに雑草がゼロになるわけではありません。植物がしっかり地面を覆うまでは、どうしても雑草が生えてくるので、最初の数ヶ月〜1年ほどは、グランドカバーの成長を助けるための草むしりが必要です。
  • 種類によっては繁殖力が強すぎる
    生育旺盛なのは頼もしいですが、中には想定外の場所までどんどん広がってしまう植物もあります。隣家との境界には、レンガやブロックなどで「根止め」という仕切りを設けるなどの対策が必要になる場合があります。
  • 初期費用がかかる
    苗を購入するための費用がかかります。しかし、長い目で見れば、除草剤を買い続けたり、業者に草刈りを依頼したりするコストや、何よりあなた自身の「時間」という最も貴重なコストを削減できるため、非常にコストパフォーマンスが高い投資と言えるでしょう。

4. 共働き家庭向けグランドカバーの選び方


「じゃあ、具体的にどんな植物を選べばいいの?」

グランドカバー選びで失敗しないためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。特に、忙しい共働き家庭向けの選び方のコツは以下の3つです。

  1. とにかく丈夫で手間いらず
    これが最も重要なポイントです。水やりや肥料などの管理がほとんど必要ない、いわゆる「植えっぱなしOK」な強健な種類を選びましょう。病害虫にも強い種類であれば、さらに安心です。購入する際に、苗のラベルに「強健」「育てやすい」といったおすすめ表記があるかチェックするのも良い方法でしょう。
  2. 繁殖力が「適度」であること
    雑草を抑制するためには繁殖力が必要ですが、強すぎると管理が逆に大変になります。例えば、お庭の一部分だけに植えたいのに、あっという間に花壇や他のスペースに侵入してしまうような植物は避けた方が無難です。広がるスピードがコントロールしやすい、適度な繁殖力の種類がおすすめです。
  3. 踏みつけに強い(耐踏性がある)
    お子さんが庭で元気に走り回ることを考えると、多少踏まれても枯れない強さが不可欠です。植物の中には、むしろ適度に踏まれることで刺激され、より葉が密に茂るようになる種類もあります。このような「耐踏性(たいとうせい)」の高い植物は、子育て世帯の庭にぴったりです。

そして、これらのポイントに加えて最も大切なのが、「お庭の環境に合っているか」です。

一日中日が当たる日向なのか、午前中だけ日が当たる半日陰なのか、それともほとんど日が当たらない日陰なのか。また、水はけが良い乾燥した土壌なのか、ジメジメしやすい湿った土壌なのか。

植物にもそれぞれ好みがあります。お庭の環境と、植えたい植物の好みが合っていないと、元気に育ってくれません。植える場所の環境を事前にしっかり把握することが、成功への一番の近道です。

5. 【よくある質問】子育て世帯の疑問に回答


実際にグランドカバーを検討される子育て世帯の方から、よくいただく質問とその回答をまとめました。導入前の不安解消にお役立てください。

Q1. 植物を植えると、虫が増えそうで心配です…


A1. 植物がある場所に虫が全く来ない、ということはありません。しかし、雑草が生い茂ってジメジメした環境を好む蚊などは、グランドカバーで地面が覆われ風通しが整理されることで、むしろ減る傾向にあります。
また、タイムやミントといったハーブ系の植物には、特定の虫が嫌う香りを持つものがあり、天然の虫除け効果も期待できます。テントウムシのような益虫(アブラムシなどを食べてくれる良い虫)が集まり、庭の生態系が豊かになるという側面もありますよ。

Q2. 植えてから地面を覆うまで、雑草はどうしたらいいですか?


A2. ここがグランドカバーを成功させるための、一番の頑張りどころです。植物がしっかり根付き、広がり始めるまでの間は、どうしても雑草も一緒に生えてきてしまいます。この時期は、グランドカバープランツの成長を助けるために、周りの雑草を手でこまめに抜いてあげてください。
「最初の草むしりが大変…」という場合は、プロのテクニックとして、先に防草シートを敷き、カッターで十字の切れ込みを入れて、そこに苗を植えるという方法もあります。こうすることで、植えた場所以外からの雑草の発生を強力に防げるため、初期管理が格段に楽になります。

Q3. 子どもが誤って口に入れても安全な植物はありますか?


A3. はい、あります。例えば、料理にも使われるタイムやカモミール、ミントなどのハーブ類は、比較的安全性が高いと言えます。
ただし、どんな植物であってもアレルギー反応が起きる可能性はゼロではありません。また、植物の中には、スイセンやスズラン、クリスマスローズのように、きれいな花を咲かせるものの、葉や根に強い毒性を持つものも少なくありません。お子さんが小さいご家庭では、植える前に必ずその植物が安全なものかどうか、図鑑やインターネットで確認する習慣をつけることが非常に重要です。

6. 植えっぱなしOK!おすすめ植物を紹介


最後に、これまで私が担当したお宅でも人気が高く、特に「丈夫さ」「適度な繁殖力」「耐踏性」を兼ね備えた、忙しいご家庭におすすめのグランドカバープランツを具体的にご紹介します。

・ヒメイワダレソウ(リピア)

「最強のグランドカバー」とも呼ばれるほど、非常に丈夫で繁殖力旺盛な植物です。踏みつけに滅法強く、芝生のような感覚で使えます。初夏から秋にかけて、白や薄ピンクの可愛らしい花を次々と咲かせます。管理の手間がほとんどかからず、雑草抑制効果も非常に高い、まさに共働き・子育て世帯の救世主です。ただし、冬場は地上部が枯れて茶色くなることがあります(越冬はします)。

・クリーピングタイム

シソ科のハーブで、葉をこすったり踏んだりすると、爽やかな良い香りが広がります。アロマ効果でリラックスできるかもしれませんね。乾燥に強く、日当たりの良い場所を好みます。春から初夏にかけてピンクや白の小さな花で地面が埋め尽くされる様子は圧巻です。高温多湿が少し苦手なので、梅雨時期に蒸れないよう少し刈り込んで風通しを良くしてあげると、元気に夏を越せます。

・アジュガ

日陰に強いのが最大の特徴で、「日陰の救世主」とも言えます。建物の北側や、大きな木の根元など、他の植物が育ちにくい場所の雑草対策に最適です。春になると、青紫色の花穂を立ち上げて咲く姿は、シックで非常に美しいです。「チョコレートチップ」など葉の色が濃い品種や、斑入りの品種を選べば、花のない時期もカラーリーフとして一年中楽しめます。

・タマリュウ(玉竜)

日本庭園などでも古くから使われている、非常に強健な植物です。日向から日陰まで場所を選ばず、病害虫の心配もほとんどありません。濃い緑色の葉が密に茂り、年間を通して美しい景観を保ってくれます。成長が非常にゆっくりなので、管理は楽ですが、地面を完全に覆うまでには少し時間がかかります。駐車場の目地など、限られたスペースの緑化にもよく使われます。

ここに挙げた以外にも、あなたのお庭の環境や好みに合う植物はたくさんあります。ぜひ、楽しみながらお庭のパートナーを探してみてください。


この記事では、忙しい共働き・子育て世帯の雑草対策として「グランドカバープランツ」の魅力と選び方、そしておすすめの植物まで詳しくご紹介しました。

雑草むしりに追われる休日を終わらせ、緑豊かで子どもたちが安心して走り回れる庭を手に入れることは、決して難しいことではありません。

「うちの庭にはどんな植物が合うんだろう?」「最初の管理がやっぱり不安…」など、少しでも迷うことがあれば、ぜひ私たちエクステリアの専門家にご相談ください。あなたのご家族にぴったりの、楽で美しい庭づくりを、株式会社プラッツが全力でサポートいたします。

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