庭木の手入れが大変な方へ!大きくならない木で解決する方法


はじめまして。株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしている藤田です。

私はこれまで、多くのお客様の庭づくりをお手伝いしてきました。その中でよく耳にするのが、「シンボルツリーを植えたいけれど、手入れが大変そうで不安…」「大きくなりすぎて近所に迷惑をかけたらどうしよう…」といったお悩みです。

こうした不安を抱えている方のために、今回は「大きくならないシンボルツリー」に焦点を当て、その選び方やメリットを詳しく解説していきます。

この記事を読んで、庭づくりへの一歩を踏み出すきっかけにしていただけたら嬉しいです。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください

1. なぜ「シンボルツリーが大きくなること」が心配なの?


シンボルツリーは、家の顔として庭に彩りを与えてくれますが、その一方で「将来大きくなりすぎたらどうしよう…」という不安もつきものです。

こうした不安の背景には、いくつかの具体的な悩みがあります。まず、手入れの負担です。木が成長すると、剪定や落ち葉の掃除が大変になり、業者に依頼する費用もかさみます。また、隣家とのトラブルも心配の種です。枝が隣の敷地にはみ出したり、落ち葉が隣の庭に飛んでいったりすることで、ご近所との関係が悪化することもあります。さらに、電線に枝が触れたり、根が建物の基礎に影響を及ぼしたりといった、思わぬトラブルに繋がる可能性も否定できません。

しかし、これらの問題は「大きくならないシンボルツリー」を選ぶことで解決できます。適切な種類を選べば、成長が緩やかで、手入れも最小限に抑えられます。まずは、こうした悩みを解消する方法を知ることから始めましょう。

2. 大きくならないシンボルツリーを選ぶ4つのポイント


大きくならない木」と一口に言っても、様々な種類があります。選ぶときに特に注目してほしいポイントは、この4つです。

  • 樹高(じゅこう)が低い品種を選ぶ
    これは、その木が最終的にどれくらいの高さまで育つかという目安です。「高木(こうぼく)」と呼ばれる最終的に5m以上になる種類ではなく、最終的に2~3m程度に収まる「中木(ちゅうぼく)」や「低木(ていぼく)」を選びましょう。
  • 成長スピードが遅い種類を選ぶ
    毎年ぐんぐん伸びる木もあれば、少しずつしか成長しない木もあります。成長がゆっくりなタイプなら、剪定の回数が少なくて済み、日々の管理がとても楽になります。
  • 剪定(せんてい)に強いかチェック
    剪定とは、木の枝を切って形を整えたり、大きさをコントロールしたりする作業です。剪定に強い木を選べば、もし大きくなってしまっても、思い通りの形に整えやすく安心です。
  • 葉っぱのつき方や形
    葉っぱが細かかったり、密集しすぎず軽やかな印象の木は、樹形(じゅけい)が乱れにくく、すっきりとした印象を保ちやすいです。落葉樹(らくようじゅ)か常緑樹(じょうりょくじゅ)かも、手入れの頻度を左右するポイントになります。

これらのポイントを押さえることで、あなたの庭にぴったりのシンボルツリーを見つけられます。

3. 初心者におすすめ!コンパクトで管理しやすいシンボルツリー


ここからは、実際に私がお客様によくおすすめしている、小さくても魅力的なシンボルツリーをいくつかご紹介します。

  • ヤマボウシ
    白い花が咲く姿が可愛らしく、落葉樹なので四季の変化を楽しめます。品種によっては樹高が3m程度に収まるものがあり、剪定もしやすいです。
  • ヒメシャラ
    ツヤのある葉と、夏に咲く白い花が涼しげな印象を与えます。成長は比較的ゆっくりで、自然な樹形が美しいので、あまり手を入れる必要がありません。雑木林のようなナチュラルな雰囲気が好きな方におすすめです。
  • アオダモ
    雑木林のようなナチュラルな雰囲気が人気です。細くしなやかな枝ぶりで、株立ち(かぶだち)という根元から複数の幹が出ているタイプは、より軽やかな印象になります。成長が遅いので、手間がかかりません。
  • ソヨゴ
    葉が風にそよいでサラサラと音が鳴ることから、この名前がついています。一年中葉がついていて、秋には赤い実をつけます。常緑樹なので目隠し効果も期待でき、成長が遅く樹形が整いやすいので、管理がとても楽です。

4. 小さなシンボルツリーを植えるメリットと魅力


「大きくて立派な木を植えたい」と思う方もいるかもしれません。しかし、小さい木には小さい木ならではのメリットがたくさんあります。

  • 手入れが楽!
    これが一番大きなメリットです。剪定も脚立に上らずにできるので、安全で手軽です。落ち葉の掃除も、大きな木に比べれば断然楽になります。特に、ご自身で手入れをしたいと考えている方にとって、この点は非常に重要です。
  • コストを抑えられる
    植え付け費用や、将来の剪定費用など、管理にかかるコストも抑えられます。気軽に木を植えたい方にはぴったりです。
  • 庭全体のバランスが取りやすい
    小さな庭に大きな木を植えると、どうしても圧迫感が出てしまいます。コンパクトな木なら、庭全体のバランスが取りやすく、他の植栽との組み合わせも楽しめます。例えば、足元に下草(したくさ)や低木を植えることで、より豊かな植栽空間を演出できます。

5. よくある質問:剪定の頻度は?本当に大きくならない?


お客様からよくいただく、シンボルツリーに関する質問をまとめてみました。

Q1. 本当に大きくならないんですか?


A. 「まったく大きくならない」わけではありません。しかし、成長がとても緩やかで、最終的な樹高が低い種類を選べば、予想以上に大きくなって困ることはほとんどありません。計画的な植栽で、将来の不安をなくしましょう。

Q2. 剪定はどのくらいの頻度で必要ですか?


A. 成長の遅い木であれば、年に1回程度、形を整える程度の剪定で十分です。プロに頼む場合でも、手軽な作業で済みます。自然な樹形を活かす場合は、ほとんど剪定しなくても良いこともあります。

Q3. 落葉樹と常緑樹、どちらがいいですか?


A. どちらにも良さがあります。
落葉樹(ヤマボウシやヒメシャラなど)は、四季の移り変わりを楽しめますが、秋に葉が落ちます。
常緑樹(ソヨゴなど)は、一年中葉がついていて目隠し効果も期待できますが、剪定の手間は少し増えます。ご自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。

6. 小さな木で叶える理想の庭づくり


シンボルツリーは、家の雰囲気を決める大切な存在です。大きくならない木を選ぶことで、手入れの不安から解放され、庭づくりを心から楽しむことができます。

「まずは小さく始めてみようかな」という気持ちになったら、ぜひ専門家にご相談ください。どのような木がご自身のライフスタイルや庭の雰囲気に合うのか、一緒に考えていきましょう。

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