駐車場の床はコンクリートで決まり!後悔しない仕上げ方とデザインのコツ
はじめまして、株式会社プラッツ エクステリアプランナーの藤田です。
「駐車場の床は、とりあえずコンクリートでいいかな?」そう考えていませんか?
コンクリートは耐久性も高く、コストも抑えやすいので、非常に人気の床材です。しかし、「シンプルすぎてつまらない」「おしゃれな雰囲気にしたい」と、デザイン面で悩む方も少なくありません。
実は、コンクリートは仕上げ方次第で、様々な表情を見せてくれる奥深い素材なんです。このブログでは、コンクリートのメリット・デメリットから、後悔しないための仕上げ方、そしてプロが教えるデザインのコツまで、徹底的に解説します。駐車場の床をコンクリートで検討中の方は、ぜひ参考にしてください。不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。
目次
1. 駐車場のコンクリート仕上げはなぜ人気?メリットとデメリットを解説
駐車場の床材として、土間コンクリートは最も一般的で、人気が高いです。まずはその理由となるメリット・デメリットを見ていきましょう。
【メリット】
- コストパフォーマンスが高い: 他の床材に比べて、材料費・施工費ともに安く抑えることができます。
- 強度と耐久性: 車の重みに耐える十分な強度があり、ひび割れや劣化がしにくいため、長期間使用できます。
- メンテナンスが簡単: 雑草が生える心配がなく、汚れも高圧洗浄機などで簡単に落とせます。
- どんな外観にも馴染む: シンプルなグレーの色味は、和風・洋風問わずどんな住宅にも調和します。
【デメリット】
- 水はけの工夫が必要: コンクリートは水を吸わないため、勾配(傾斜)をつけないと水たまりができやすくなります。
- 熱を蓄積しやすい: 夏場は表面が高温になり、照り返しが強くなります。
- 滑りやすい場合がある: 表面をツルツルに仕上げると、雨の日に滑りやすくなることがあります。
2. 土間コンクリートの主な仕上げ方とデザイン例
「コンクリートは味気ない」と思われがちですが、実は様々な仕上げ方で雰囲気を変えられます。主な仕上げ方をいくつかご紹介します。
- 刷毛引き(はきびき)仕上げ コンクリートが固まる前に、ほうきや刷毛で表面を掃いたような仕上げ方です。表面に細かい凹凸ができるため、滑りにくく、安全性が高いのが特徴です。最もスタンダードで、コストも抑えられます。
- 金鏝(かなごて)仕上げ 金鏝と呼ばれる道具で表面を何度も平らにならす仕上げ方です。つるりとした美しい仕上がりになりますが、雨の日に滑りやすくなるため、車の乗り入れが多い場所にはあまり向きません。
- 洗い出し仕上げ コンクリートが固まる前に表面を水で洗い流し、中の砂利や砕石を露出させる仕上げ方です。自然石の風合いが楽しめ、和風・洋風どちらにも合わせやすいデザイン性の高さが魅力です。高級感があり、滑りにくいのも特徴です。
- スタンプコンクリート コンクリートに色をつけ、型を押し当てて石畳やレンガ、タイルなどの模様をつける仕上げ方です。本物の石やレンガを使うよりもコストを抑えつつ、おしゃれなデザインを実現できます。
3. コンクリートをもっとおしゃれに!おすすめのデザインアイデア
コンクリート単体でも十分な強度がありますが、他の素材と組み合わせることで、グッとおしゃれ度がアップします。私が実際に担当したお宅でも、このようなアイデアを提案することがよくあります。
- スリットを入れてアクセントに コンクリートの一部に細い溝(スリット)を作り、そこにタマリュウなどの植物を植えたり、ピンコロ石やレンガを敷き詰めたりする方法です。無機質なコンクリートに動きが生まれ、デザイン性が高まります。
- 洗い出しやタイルと組み合わせる 駐車スペースはコストを抑えた刷毛引き仕上げにして、玄関アプローチは高級感のある洗い出しやタイルにするなど、部分的に違う仕上げ方を取り入れるのもおすすめです。費用を抑えつつ、おしゃれな空間を演出できます。

4. 費用はどれくらい?コンクリート仕上げの相場
駐車場のコンクリート仕上げにかかる費用は、施工範囲の広さや土地の状況、仕上げ方によって大きく異なります。一般的な目安としては、1平方メートルあたり1万円〜1.5万円程度が相場です。これには、地面を掘り起こす「掘削(くっさく)」、砕石を敷いて固める「路盤(ろばん)」、ワイヤーメッシュを敷く作業、そしてコンクリートを流し込む作業などが含まれます。これとは別に、地面を掘り起こす「掘削(くっさく)」の工程があります。
シンプルな刷毛引き仕上げは比較的安価ですが、洗い出しやスタンプコンクリートなどのデザイン性の高い仕上げは、手間がかかるため費用も高くなります。正確な費用を知るためには、必ず専門業者に見積もりを依頼しましょう。
5. DIYはできる?コンクリート仕上げで失敗しないための注意点
「自分でコンクリートを打ってみたい!」そう思う方もいるかもしれません。部分的な補修や小さなスペースであればDIYも可能ですが、駐車場の床全体をDIYで仕上げるのはおすすめできません。
【DIYが難しい理由】
- 専門的な知識と技術が必要: 水はけを良くするための勾配の計算や、ひび割れを防ぐための目地の入れ方など、専門的な知識が必要です。
- 重労働: コンクリートは非常に重く、流し込む作業は重労働です。専門の機械がなければ、きれいに平らにならすのも至難の業です。
- 失敗すると修正が困難: 一度コンクリートが固まってしまうと、やり直しがききません。失敗すると、かえって余計な費用がかかることになります。
安全で美しい仕上がりを求めるなら、エクステリアの専門業者に依頼するのが賢明です。
6. 駐車場のコンクリート仕上げに関するQ&A
Q1. コンクリートにひび割れができた場合はどうすればいいですか?
A. 軽微なひび割れであれば、市販の補修材で対応できる場合もあります。しかし、ひび割れが広範囲に及んでいたり、水の浸入が見られたりする場合は、専門業者に相談して原因を特定し、適切な補修や打ち替えを検討しましょう。プロが施工する際は、ひび割れを抑制するために「収縮目地」と呼ばれる切れ目を入れるのが一般的です。
Q2. コンクリートの色を変えることはできますか?
A. はい、できます。コンクリートを流し込む際に着色剤を混ぜる方法や、後から専用の塗料を塗る方法があります。スタンプコンクリートも色付けの一種です。ただ、色によっては汚れが目立ちやすくなることもあるので、プロに相談して色を決めると良いでしょう。
Q3. 駐車場のコンクリート仕上げはどのくらいの期間で完成しますか?
A. 駐車場の広さや天候にもよりますが、一般的には施工開始から1週間〜10日程度が目安です。コンクリートが完全に固まるまでには数日かかるため、その間は車の乗り入れができません。工事期間中は、駐車スペースの確保について事前に計画を立てておきましょう。
まとめ
駐車場の床材として、コストや耐久性、メンテナンス性で優れるコンクリート。仕上げ方やデザインを工夫することで、おしゃれで個性的な駐車場に仕上げることが可能です。単純な「とりあえずコンクリート」ではなく、後悔しない駐車場づくりを目指しましょう。
コンクリートの仕上げ方やデザインで悩んだら、ぜひ私たちにご相談ください。お客様の理想を形にするお手伝いをいたします。プラッツの施工事例はこちら