狭い庭でもできる!おしゃれなドライガーデンのデザイン


こんにちは!株式会社プラッツ エクステリアプランナーの藤田です。

「うちの庭は狭いから、おしゃれな庭づくりは無理…」

そう思って、庭を有効活用できていない方も多いのではないでしょうか?私もこれまでたくさんのお客様から、狭い庭に対するお悩みを伺ってきました。

でも、ご安心ください。

実は、ドライガーデンは狭い庭にこそ、その魅力を最大限に発揮できるスタイルなんです。

この記事では、狭い庭でもできるドライガーデンのデザインアイデアを、具体的なテイスト別にご紹介します。

「和風にしたい」「シンプルでモダンな雰囲気が好き」など、あなたの好みに合わせたデザインが見つかるはずです。この記事を読み終える頃には、きっと「うちの庭でもできるかも!」とワクワクしていることでしょう。ぜひ、あなたの小さな庭を、居心地の良い特別な空間に変えるヒントを見つけてください。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社のプラッツにご相談ください

1. 狭い庭でもドライガーデンをおすすめする理由


狭い庭では、たくさんの植物を植えたり、大きな構造物を置いたりすると、どうしても窮屈な印象になってしまいがちです。一般的な庭づくりでは、植物の成長を考慮して十分なスペースを確保する必要があるため、限られた空間では選択肢が狭まってしまうという課題があります。

しかし、ドライガーデンは、石や砂利をメインにすることで、空間にメリハリと奥行きを与えることができます。植物の数を絞り、洗練されたシンプルな空間をつくることができるので、庭を広く見せる効果も期待できます。

例えば、私が以前担当したお宅で、旗竿地の細長い庭にお悩みのお客様がいらっしゃいました。一般的な植物を植えると通路が狭くなってしまうため、行き止まりの空間になっていましたが、ドライガーデンをご提案したところ、細長いスペースでも奥行きを感じられるような、開放的な空間に生まれ変わりました。まるで、別世界のような特別な空間ができたと、お客様もとても喜んでくださいました。

また、手間がかかりにくいという点も、狭い庭にドライガーデンが向いている理由の一つです。植物が少ない分、雑草対策や水やりの手間も減り、庭のメンテナンスに追われることがなくなります。週末に少しだけお手入れをするだけで、一年を通して美しい庭を保つことができます。

さらに、狭い庭は日陰になりがちなことも多いですが、ドライガーデンに使う植物の多くは、日当たりをあまり必要としない種類も豊富です。そのため、どんな環境の庭でも、工夫次第で素敵な空間をつくることができます。

2. 庭が広く見える!狭い庭向けドライガーデンのデザインテクニック


狭い庭を広く見せるためには、いくつかのデザインテクニックを意識することが大切です。これらのテクニックを組み合わせることで、たとえ小さな庭でも、想像以上の広がりを感じさせることができます。

  • 「高低差」を利用する:石や植物で高低差をつけることで、庭に奥行きが生まれます。手前に背の低い植物、奥に背の高い植物や石を配置すると、視覚的に広がりを感じさせることができます。
  • 「直線」を避ける:曲線を意識して石や砂利の配置を決めると、庭に動きが出て、単調な印象を避けることができます。小道を曲がりくねらせるだけでも、庭全体が広く感じられます。
  • 「統一感」を出す:使う石や植物の種類を絞り、全体の色や雰囲気に統一感を持たせることが重要です。色数が少ない方が、洗練された印象になります。
  • 「抜け感」をつくる:庭の一部に何も置かない空間をつくることで、視線の先に広がりが生まれ、庭全体を広く感じさせることができます。

これらのテクニックは、一つだけではなく複数を組み合わせることでより効果を発揮します。例えば、高低差をつけつつ、曲線的な砂利の流れを作ると、よりダイナミックで広々とした空間に見せることができます。

また、私がデザインする際には、お客様がリビングや窓から庭を眺める際の視線を意識しています。家の中から見たときに一番美しく見えるように、石や植物の配置を細かく調整することで、より広く、そして魅力的に見える庭をつくることができます。

3. 憧れの和風ドライガーデンを作るポイント


和風のドライガーデンは、石と植物の配置で、自然の山や川の流れを表現します。心を落ち着かせる、静かで美しい空間をつくることができます。

和風ドライガーデンを作る上で、特に重要なポイントをいくつかご紹介します。

  • 石の選び方と配置: ゴツゴツとした力強い石や、苔が生えた自然な石を選びます。これらを**「三尊石組(さんぞんいしぐみ)」などの手法で配置することで、安定感のある構図になります。三尊石組とは、大小3つの石を配置する伝統的な手法で、真ん中に一番大きな石を置き、その両脇に小さな石を配置することで、バランスの取れた美しい構図になります。
  • 砂利の使い方: 白やグレーの細かい砂利を敷き詰め、熊手などで波紋や砂の流れを表現すると、より和の趣が増します。枯山水のような、見る人の心を癒す空間になります。
  • 植物の選び方: 和風の庭に合う植物を選びましょう。リュウノヒゲは、石の隙間に植えるのに最適です。また、イロハモミジなどの低木や、アオキ、ヤブランなども、落ち着いた雰囲気を演出します。

私が過去に手掛けた和風ドライガーデンでは、あえて水の流れを表現する砂利の模様を加え、その両脇に背の低い植物を配置しました。そうすることで、静かな空間の中にも動きが生まれ、お客様にも「まるで美術館のようだ」と大変好評でした。

石の質感や色味も和風の雰囲気を左右する重要な要素です。ゴロタ石のような丸みのある石や、重厚感のある黒やグレーの石を選ぶと、より本格的な和の空間を演出できます。

4. シンプルでおしゃれなモダン・ドライガーデンの作り方


モダンなドライガーデンは、シンプルさを追求し、洗練された空間をつくります。直線的なデザインや、色数を抑えたスタイリッシュな雰囲気が好きな方におすすめです。

無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインは、どんな建物にも調和しやすく、お手入れも簡単です。

  • 石の選び方と配置: 白やグレー、黒の割栗石(わりぐりいし)を大胆に使います。割栗石は、砕石されたゴツゴツとした角のある石で、シャープで力強い印象を与えます。配置も、直線や幾何学的な模様を意識すると、モダンな印象になります。
  • 砂利の使い方: 白や黒の化粧砂利を敷き詰めることで、統一感のあるシンプルな空間になります。色のコントラストをつけたい場合は、複数の色の砂利を使い分けるのも良いでしょう。
  • 植物の選び方: 葉の形が特徴的な植物を選びます。アガベやユッカ**、ドラセナなどの多肉植物は、シャープな葉の形がモダンスタイルと相性抜群です。また、ソテツやコルディリネなども、シンボルツリーとして存在感を発揮します。

私が手掛けたモダンな庭では、建物の外壁の色と合わせたグレーの割栗石を使用し、その隙間にユッカやアガベを配置しました。石と植物の硬質なイメージが、建物のシャープなデザインと見事に調和し、都会的で洗練された空間になりました。さらに、夜間はライトアップを施すことで、昼間とは違う幻想的な雰囲気を楽しむことができます。シンプルなデザインだからこそ、照明ひとつで大きく表情が変わるのもモダンなドライガーデンの魅力です。

5. 優しい雰囲気の洋風・ドライガーデンでつくる癒しの空間


洋風のドライガーデンは、柔らかな雰囲気と、自然な景観が魅力です。ヨーロッパの田園風景や、地中海沿岸の庭をイメージして作ります。石や植物の配置に決まりはなく、自由に組み合わせを楽しめるのが特徴です。

  • 石の選び方と配置: 丸みを帯びたゴロタ石や、明るいベージュ系の石を選びます。ゴロタ石は、自然な丸みが優しく、柔らかい雰囲気を演出します。ランダムに配置することで、自然な雰囲気を演出できます。
  • 砂利の使い方: 明るい色の砂利や、少し大きめの化粧砂利を敷き詰めます。複数の種類の砂利を混ぜて使うと、より自然な景観になります。
  • 植物の選び方: ドライガーデンに適した、シルバーリーフや香りの良いハーブを選びます。ユーカリやオリーブ、ローズマリー、ラベンダーなどがおすすめです。花が咲く植物をアクセントとして加えると、庭がより華やかになります。

私が以前ご相談を受けたお客様で、「プロヴァンス風の庭にしたい」というご要望がありました。その際には、明るい色のゴロタ石と、ユーカリ、ローズマリー、ラベンダーを組み合わせたドライガーデンをご提案しました。ハーブの香りが広がり、季節ごとに花が咲く庭は、見るだけでなく、五感で楽しめる癒しの空間となりました。さらに、素焼きのテラコッタ鉢やアンティークレンガをアクセントとして加えることで、より本格的な洋風の雰囲気を演出できます。

6. 【よくある質問】 庭の広さやデザインに関するQ&A


庭の広さやデザインに関するよくある質問にお答えします。

Q1. 狭い庭で大きな石を置きたいのですが、避けたほうがいいですか?


A. 庭の真ん中に大きな石を一つだけ置くと、かえって圧迫感が出てしまうことがあります。壁際や隅に配置することで、圧迫感を減らすことができます。また、高さを抑え、横に広がるような石を選ぶのも良い方法です。デザイン全体のバランスを考慮し、他の要素との調和を大切にすることで、大きな石も効果的に活かすことができます。

Q2. ドライガーデンの一部に芝生を取り入れたいのですが、可能ですか?


A. はい、可能です。石と植物のエリアと、芝生のエリアを分けてデザインすると、メリハリのある庭になります。ただし、芝生は手入れが必要なので、その手間も考慮して計画しましょう。芝生とドライガーデンの境目には、レンガや枕木で仕切りを設けると、見た目も美しく、管理もしやすくなります。

Q3. デザインのイメージがわかない場合、どうすればいいですか?


A. まずは、インターネットや雑誌でたくさんの施工事例を見てみましょう。お気に入りの写真を見つけたら、その雰囲気を私たちのようなプロに伝えていただくのが一番の近道です。お客様のイメージを具体的にヒアリングし、最適なプランをご提案します。

庭の広さは、おしゃれな庭づくりの妨げにはなりません。

ドライガーデンなら、狭い空間でも、あなたのこだわりが詰まった素敵な空間をつくることができます。

「こんなデザインにしたいけど、うちの庭でできるかな?」というお悩みも、ぜひ私たちにご相談ください。お客様の理想を形にするお手伝いをさせていただきます。

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