台風直前でも間に合う!家の外回り「最終確認」チェックリスト


株式会社プラッツ エクステリアプランナーの藤田です。

「台風が近づいているのは分かっているけど、共働きで日中は忙しくて対策ができない…」
「直前になって焦ってしまい、いつも何か忘れていないか不安になる…」

台風対策の重要性は理解していても、時間に追われる毎日の中で、万全の準備をするのはなかなか難しいものですよね。特に、小さなお子さんがいるご家庭では、なおさらだと思います。

そこで今回は、そんな忙しいあなたのために、台風が来る直前でも、効率よく、そして漏れなく安全確認ができる「最終確認チェックリスト」をご用意しました。この記事のリストに沿って行動すれば、短時間でやるべきことを完了でき、安心して台風を迎え撃つことができます。

もしチェックリストの中で専門的な判断に迷う項目があれば、無理せず私たちエクステリア専門会社 プラッツにご相談ください

1. 台風まで24時間!パニックにならないための行動計画


台風直前は、誰もが焦ってしまうものです。しかし、やるべきことを順番に整理しておけば、落ち着いて行動できます。まずは、このタイムラインを参考に、ご家族で役割分担をしてみてください。

【〜24時間前】(まだ風雨が強くない時間帯)

  • 家の外回りに出て、チェックリストを元に危険な箇所がないか最終確認。
  • 排水溝や雨どいの詰まりをチェックし、簡単に取り除けるゴミは掃除しておく。
  • 家の中に入れるもの、外で固定するものを仕分けする。

【〜半日前】(風が少し出始める頃)

  • 実際にモノを家の中にしまったり、ロープで固定したりする作業を開始する。
  • 自転車を倒したり、物干し竿を下ろしたりする。
  • 雨戸やシャッターがある場合は、この段階で閉めてしまうと安心です。

重要なのは、風雨が強くなってからでは外での作業は危険だということです。「まだ大丈夫」と思わず、早め早めの行動を心がけましょう。

2. 【保存版】見るだけ確認!エクステリアの最終チェックリスト


スマートフォンでこのページを見ながら、一つずつチェックしていきましょう!

□ 庭・ベランダ・玄関周り

  • 植木鉢、プランター → 家の中へ
  • サンダル、玄関マット → 家の中へ
  • 子どものおもちゃ、ボール → 家の中へ
  • ほうき、ちりとり、ゴミ箱 → 家の中へ
  • 物干し竿、洗濯ばさみ → 下ろして固定 or 家の中へ

□ 設備関連

  • 自転車 → 倒して固定 or 家の中へ
  • 物置 → 扉に鍵をかけ、ガタつくならロープで固定
  • 雨戸・シャッター → 完全に閉めてロック
  • プロパンガスボンベ → 鎖で固定されているか確認
  • エアコン室外機 → ガタつきがないか確認

□ 排水・その他

  • 家の周りの排水溝 → 落ち葉やゴミで塞がれていないか
  • 雨どいの出口 → 詰まっていないか
  • お隣との境界 → 越境している枝や、倒れそうなものはないか

3. 見落とし厳禁!「排水溝」と「雨どい」のクイック掃除術


台風で家が被害を受ける原因として、強風による「飛散・破損」と並んで多いのが、大雨による「浸水・冠水」です。これを防ぐ鍵となるのが、排水溝と雨どいの機能です。

本格的な掃除は時間がかかりますが、直前でもできるクイック掃除術をご紹介します。

  • 家の周りの排水溝(側溝):軍手をはめた手や火バサミで、フタ(グレーチング)の上や、その周辺に溜まっている落ち葉やゴミをかき出すだけでも効果は絶大です。
  • 敷地内の排水マス:フタを開け、見える範囲のゴミや泥を取り除いておきましょう。
  • 雨どい:脚立などを使わないと見えない高所は危険なのでプロに任せるべきですが、地面に近い「集水マス」や、雨どいの出口部分にゴミが詰まっていないかを確認し、取り除くだけでも水の流れは大きく改善します。

たったこれだけの作業で、床上浸水などの深刻な被害を防げる可能性があります。

4. 雨戸やシャッターがない窓はどうする?プロが教える応急処置


最近の住宅では、デザイン性の観点から雨戸やシャッターを設置しないケースも増えています。しかし、窓は家の防御における最大の弱点です。飛来物から窓を守るための応急処置を知っておきましょう。

最も効果的なのは「外側からの防御」

もし、コンパネ(ベニヤ板)やプラダン(プラスチック製の段ボール)などが用意できれば、窓の外側から板で覆ってしまうのが最も効果的です。ただし、しっかりと固定しないと板自体が飛散物になるため、取り付けは慎重に行う必要があります。

内側からできること

外側の対策が難しい場合は、内側から備えます。

  • カーテンやブラインドを閉める:万が一ガラスが割れた際に、破片が室内に飛び散るのを最小限に抑えます。
  • 飛散防止フィルムを貼る:事前に貼っておくのが理想ですが、直前でも有効です。ガラスが割れても、フィルムが一体となって支え、破片の飛散を防ぎます。
  • 段ボールを内側から貼る:ガラスの飛散防止に加え、割れたガラスでカーテンが破れるのを防ぐ効果もあります。

5. ご近所トラブルを防ぐ!お隣との境界線の確認ポイント


台風対策で見落としがちなのが、ご近所への配慮です。「自分の家のものは自分の敷地にあるから大丈夫」と思っていても、強風で枝が折れたり、モノが飛んだりすれば、お隣に被害を与えてしまう可能性があります。

特に以下の2点は、直前に必ず確認しましょう。

  1. お隣の敷地にはみ出している庭木の枝
    強風で折れて、お隣のカーポートや窓を直撃する危険があります。事前に一声かけて、自分で剪定するか、難しい場合は専門家に相談しましょう。
  2. 境界にあるブロック塀やフェンス
    グラグラしていないか、ひび割れがないかを確認します。共有物の場合は、お隣さんと一緒に確認し、不安な点があれば共同で専門家に見てもらうのが理想です。

事前のちょっとした確認とコミュニケーションが、後の大きなトラブルを防ぎます。

6. 【よくある質問】


Q1. 窓に養生テープを米印に貼るのは、本当に効果がありますか?


A1. 結論から言うと、ガラスの強度を上げる効果はほとんど期待できません。主な目的は、万が一ガラスが割れた際に、破片が大きく飛び散るのを防ぐ「飛散防止」です。何もしないよりは良いですが、過信は禁物です。テープを剥がす際に跡が残りやすいというデメリットもあります。

Q2. 作業は台風がどのくらい接近するまでに行っていいのでしょうか?


A2. 自治体から「暴風警報」が発令される前、遅くとも風が強くなってきたと感じる前には、すべての屋外作業を完了させるのが鉄則です。特に、飛散しやすいものを片付けている最中に強風が吹くと非常に危険です。常に最新の気象情報を確認し、早めに行動してください。

Q3. チェックリストで異常を見つけた場合、直前でも業者さんに来てもらえますか?


A3. 正直なところ、台風の直前は我々専門業者も依頼が殺到し、すぐに対応するのが難しい場合が多いです。また、安全上の理由から、風雨が強まってからの作業はお断りせざるを得ません。だからこそ、台風シーズンが来る前の「事前点検」が非常に重要になります。異常を見つけたら、まずは応急処置で安全を確保し、台風が過ぎ去った後に改めてご相談ください。

まとめ:段取りが安心を生む。リスト活用で万全の備えを


今回は、忙しい方でも台風直前に効率よく安全確認ができるチェックリストと、具体的な行動計画について解説しました。

台風対策は、事前の「段取り」がすべてと言っても過言ではありません。やるべきことをリスト化し、順番にこなしていくだけで、焦りや不安は大きく軽減されます。ぜひ、このチェックリストを「我が家の台風対策マニュアル」としてご活用ください。

そして、リストをチェックする中で「このフェンス、やっぱりグラつきが気になる…」「うちの窓の応急処置、これで本当に合ってる?」など、専門的な判断に迷うことがあれば、一人で悩まずに私たちにご連絡ください。

私たち株式会社プラッツは、皆さんが安心して過ごせるよう、プロの視点で的確なアドバイスをいたします。どうぞお気軽にお声がけください。

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