知らないと損!新築の外構費用を抑える方法


はじめまして、株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしております、藤田と申します。

新築の家づくり、決めることが多くて大変ですよね。特に、後回しになりがちな「外構工事」については、「いったい、いくらかかるの?」「できるだけ安く抑えたい!」と、お金のことで頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな予算を重視される方に向けて、外構工事の費用相場から、賢くコストをコントロールする具体的なコツ、DIYとプロの工事の線引きまで、知りたい情報を分かりやすく解説していきます。ポイントを押さえれば、予算内で満足のいく外構は実現できますよ。

この記事が、あなたの後悔しない外構計画の第一歩となれば嬉しいです。不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください

1. 新築の外構、みんなはいくらかけてる?費用相場を解説


「新築の外構工事、いったいどれくらい費用がかかるんだろう?」

家づくりを進める中で、誰もがこの疑問にぶつかります。正直なところ、外構工事の費用は敷地の広さや高低差、工事内容によって大きく変動するため、「定価」のようなものがありません。

ただ、一つの目安としてよく使われるのが「建物の建築費の10%程度」という考え方です。例えば、建物の価格が2,500万円の家なら250万円、3,000万円なら300万円が外構費用の目安となります。もちろんこれはあくまで目安ですが、予算を考える上での出発点になります。

実際に私がご相談を受ける中でも、100万円~300万円の価格帯で計画を立てられる方がボリュームゾーンです。この予算内で、駐車場やアプローチ、最低限のフェンスなど、生活に必要な工事を一通り行うイメージですね。

また、外構のデザインスタイルによっても費用は大きく変わります。

敷地をフェンスや門扉でしっかりと囲う「クローズド外構」は、プライバシーを確保しやすい反面、使用するブロックやフェンスの量が多くなるため、費用は高くなる傾向にあります。

一方で、塀などで囲わずに開放的に仕上げる「オープン外構」は、工事範囲が限定されるため、比較的費用を抑えやすいスタイルと言えます。

まずはご自身の総予算の中から、どれくらいを外構にかけられるのかを把握し、どんなスタイルの外構にしたいかを大まかにイメージすることが、計画の第一歩になりますよ。

2. ここがポイント!外構費用を賢く抑える5つのコツ


「予算内で、できるだけ満足のいく外構にしたい!」その想い、よく分かります。大丈夫です、いくつかのポイントを押さえるだけで、費用を賢くコントロールすることは十分に可能です。

  1. 工事内容に優先順位をつける
    全ての希望を一度に叶えようとすると、費用はあっという間に膨らみます。「駐車場は2台分絶対に必要」「道路からの視線を遮るフェンスは譲れない」など、まずは生活に必須なものから考え、「ウッドデッキは後からでもいいかな」といったように、優先順位を整理することがコストダウンの最も重要な鍵です。
  2. 素材のグレードを見直す
    例えば玄関までのアプローチ。高級感のある天然石も素敵ですが、コンクリート製の枕木風の素材や、砂利とセメントを混ぜて固める「洗い出し」という仕上げ方法など、費用を抑えつつおしゃれに見せる選択肢はたくさんあります。こだわりたい部分と、そうでない部分で素材にメリハリをつけるのがコツです。
  3. 工事を一度にまとめすぎない
    「ウッドデッキは子どもが大きくなってから」「植栽は暮らしながら少しずつ自分たちで」というように、今すぐ必要でない工事は、数年後に行うという選択肢も持ちましょう。一度に支払う金額を抑えることができます。
  4. シンプルなデザインを心がける
    曲線や複雑なデザインは、職人さんの手間(加工費)がかかり、費用が上がりやすくなります。アプローチや駐車場のラインを直線的にするなど、シンプルな構成はコストを抑えつつ、モダンでスタイリッシュな印象を与えてくれます。
  5. 複数の業者から相見積もりを取る
    同じ工事内容でも、業者によって見積もり金額は変わってきます。少なくとも2~3社から見積もりを取り、金額だけでなく、担当者の対応や提案内容もしっかり比較検討しましょう。安さだけでない信頼性も重要な判断基準です。

3. 最低限これだけは!必須の外構工事と優先順位の付け方


「費用を抑えたいけど、どこまで削っていいのか判断できない…」そんな時は、「毎日の暮らしの安全性」と「プライバシーの確保」という2つの視点で、工事の優先順位を考えてみましょう。

【優先度:高】(生活に必須の工事)


  • 駐車場・駐輪場: 車や自転車を安全に停めるためのスペースです。砂利のままでも駐車はできますが、雨の日に足元がぬかるんだり、車が泥だらけになったりします。最低限、タイヤが乗る部分だけでもコンクリートにするのがおすすめです。
  • アプローチ: 道路から玄関までの通路。ここが未整備だと、雨の日に靴が汚れるだけでなく、つまずいて転倒する危険もあります。安全に歩けるように整えることは必須です。
  • 門柱・ポスト・表札: 家の顔であり、郵便物を受け取るために必要不可欠です。最近は壁掛けポストなど、機能的で安価な選択肢も増えています。
  • 最低限のフェンスや境界ブロック: お隣との境界を明確にし、不要なトラブルを避けるために重要です。また、道路からの視線が気になるリビングの前など、プライバシーを守りたい場所にだけでも設置を検討しましょう。

【優先度:中~低】(あると暮らしが豊かになる工事)


  • ウッドデッキ・テラス
  • 植栽・芝生
  • 物置
  • カーポート

これらの工事は、暮らしをより豊かに、快適にしてくれるものですが、後からの設置も十分に可能です。まずは必須の工事を確実に終わらせ、予算に余裕があれば検討する、という考え方が賢明ですよ。

4. DIYはあり?プロに任せるべき工事の見極め方


「少しでも費用を浮かすために、自分でできることはDIYしたい!」そのお気持ち、素晴らしいですね。DIY(Do It Yourself)を取り入れることで、コストを削減できるだけでなく、自分の手で作り上げた庭への愛着も深まります。

ただし、どんな工事でもDIYできるわけではありません。安全性や耐久性、法律に関わる部分は、必ずプロに依頼しましょう。無理なDIYは、かえって高くついたり、大きな事故につながったりする危険があります。

【プロに任せるべき工事】


  • ブロック積み・コンクリート工事: 専門的な知識と技術が必要な基礎工事です。特に高さのあるブロック塀は、地震などで倒壊する危険があるため、建築基準法で厳しく基準が定められています。資格を持った職人でなければ施工できません。
  • カーポート・ウッドデッキの設置: 大きな構造物であり、強風や積雪に耐える強度計算が必要です。安全性の確保が最優先です。
  • 電気工事: 門灯やスポットライトなどの配線工事は、感電や火災の危険があるため、「電気工事士」の国家資格が必要です。
  • 水道工事: 立水栓(庭の水道)の設置など。水漏れは建物へのダメージにも繋がるため、専門業者に任せましょう。

【DIYに挑戦しやすい工事】


  • 砂利敷き: 防草シートをしっかり敷いてから砂利を敷き詰める作業です。
  • 花壇づくり: レンガを並べてつくる程度の簡単なものであれば挑戦しやすいでしょう。
  • 芝生張り: 手間はかかりますが、ご家族で楽しむ良いイベントにもなります。
  • 植栽: ホームセンターで好きな木や花を選んで植えるのは、ガーデニングの醍醐味ですね。

DIYとプロへの依頼。この二つをうまく組み合わせることが、コスト削減成功の鍵となります。

5. 【Q&A】外構工事のよくある質問(予算編)


Q1. 見積もり以上に追加料金が発生することはありますか?


A. 基本的に、ご契約時の見積もり金額からお客様の合意なく増額することはありません。ただし、工事途中でお客様から「やっぱりここもコンクリートにしたい」といったご要望があった場合は、別途追加のお見積もりをご提示し、ご納得いただいた上で工事を進めます。また、非常に稀ですが、地面を掘り起こした際に、予期せぬ障害物(昔の建物の基礎や大きな石など)が見つかった場合、その撤去費用が別途必要になる可能性はゼロではありません。信頼できる業者は、そうした万が一の可能性についても事前に説明してくれます。

Q2. 外構工事の費用も、住宅ローンに組み込めますか?


A. はい、多くの場合で可能です。住宅ローンを申請する際に、建物の見積もりと合わせて外構工事の見積もりを金融機関に提出することで、一緒に借り入れができます。ローンに組み込むことで、手持ちの現金を残しておけるという大きなメリットがあります。ただし、金融機関によって条件や手続きが異なるため、住宅ローンの契約前に必ず担当者に確認しておきましょう。

Q3. とにかく安い業者に頼んでも大丈夫ですか?


A. 金額だけで業者を選ぶのは、少し注意が必要です。相場よりもあまりに安すぎる見積もりには、何か理由があるかもしれません。例えば、必要な工程(鉄筋を入れるなど)を省いていたり、質の低い材料を使っていたりする可能性があります。その結果、「すぐにコンクリートがひび割れた」「ブロック塀が傾いてきた」といったトラブルに繋がり、結局補修費用で高くついてしまうことも。見積書の内訳をしっかり確認し、なぜその金額になるのか、担当者にきちんと説明を求めましょう。

6. まとめ:計画的な資金計画で満足のいく外構を実現しよう


新築の外構工事は、家づくりにおける大きなプロジェクトの一つです。決して安い買い物ではないからこそ、しっかりとした計画が何よりも大切になります。

まずは、外構工事の費用相場を知り、ご自身の予算感を明確にすること。そして、「絶対に譲れないもの」と「後からでも良いもの」を整理し、工事の優先順位をつけること。さらに、プロに任せるべき工事と、DIYでコストを抑えながら楽しむ部分を上手に分けること。

これらのポイントを一つひとつ押さえていけば、予算内で満足度の高い、素敵な外構は十分に実現可能です。

株式会社プラッツでは、お客様一人ひとりのご予算に合わせた最適なプランをご提案することを得意としています。「限られた予算だけど、こんな風にしたい」という想いを、諦める前にぜひ一度、私たち専門家にお聞かせください。一緒に賢く、後悔のない外構をつくり上げていきましょう。

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