夏の電気代を節約!おしゃれな日除けで実現する快適省エネ生活
「毎年夏になると、エアコンをフル稼働させていて電気代の請求が怖い…」
「節電したいけど、日中はカーテンを閉めっぱなしで部屋が暗くなるのは嫌だ…」
「家の外観をおしゃれに保ちながら、効果的な暑さ対策ってできないの?」
こんにちは!株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしております、藤田です。
年々厳しくなる夏の暑さと、それに伴う電気代の高騰は、多くの方にとって深刻な悩みですよね。実はその大きな原因が、住まいの中で最も熱の出入りが大きい「窓」にあることをご存知でしたか?
この記事では、夏の電気代を賢く節約する切り札として、「窓の外側」で日差しをカットするシェードやオーニングの絶大な省エネ効果を徹底解説します。さらに、機能性だけでなく、家の外観を損なわない、むしろワンランクアップさせるおしゃれな日除けの選び方まで、プロの視点からご紹介します。
快適性とおしゃれ、そして経済性をすべて両立させる住まいづくりに興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。ご自宅に最適な日除けのご相談は、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください。
目次
1. はじめに:夏の電気代、本当の原因は「窓からの熱」だった?
夏の冷房時に、家の中に熱が入ってくる経路の割合をご存知でしょうか。ある調査によると、その割合は以下のようになっています。
- 窓などの開口部:73%
- 屋根:11%
- 外壁:7%
- 換気:6%
- 床:3%
驚くことに、熱の侵入の7割以上が「窓」からなのです。壁や屋根には断熱材が入っているのに対し、窓はガラス一枚。ここが熱の最大の弱点となっているのです。
つまり、いくら高性能なエアコンを使っても、この窓からの熱の侵入を防がなければ、まるで穴の空いたバケツに水を注ぐようなもの。エアコンは常にフルパワーで稼働し続け、電気代はかさむ一方です。
賢く節電するための最も効果的な方法は、この最大の原因である「窓」への対策、それも窓の「内側」ではなく「外側」で対策することなのです。
2. 日除けで電気代はいくら下がる?驚きの省エネ効果を徹底解説
では、窓の外にシェードやオーニングを設置すると、具体的にどれくらいの省エネ効果があるのでしょうか。
環境や製品によって差はありますが、ある実験データでは、窓の外に日除け(オーニング)を設置した場合、設置しない場合と比較して、エアコンの消費電力量を約1/3にまで削減できたという結果も出ています。
これは、日差しそのものを室内に入れないことで、窓ガラスやサッシ自体が熱くなるのを防ぎ、室内への熱の流入を根本からシャットアウトできるためです。
エアコンの設定温度を1℃上げると約10%の節電になると言われています。日除けを設置すれば、体感温度がぐっと下がるため、無理なく設定温度を2~3℃上げることも可能になります。日々の電気代削減はもちろん、地球環境にも貢献できる、まさに一石二鳥の対策なのです。
3. 「すだれ」や「遮熱カーテン」と何が違う?窓の外で日差しを遮る重要性
「日除けなら、遮熱効果のあるカーテンを使っているから大丈夫」と思っている方も多いかもしれません。しかし、窓の「内側」での対策と「外側」での対策には、実は大きな効果の違いがあります。
内側の日除け(遮熱カーテンなど)
遮熱カーテンやブラインドは、一度室内に入ってきた日差しを遮ります。確かに効果はありますが、日差しによって暖められたカーテンやブラインド自体が熱を持ち、その熱が室内に放射(ふく射熱)されるため、室温の上昇を完全に防ぐことはできません。
外側の日除け(シェードやオーニング)
一方、シェードやオーニングは、日差しが窓ガラスに届く前に遮断します。これにより、窓ガラス自体が熱くなるのを防ぎ、室内への熱の侵入を根本からカットします。同じ「日差しを遮る」という行為でも、どこで遮るかによって、省エネ効果にこれだけの差が生まれるのです。昔ながらの「すだれ」や「よしず」も、この「外側で遮る」という理にかなった日本の知恵ですね。

4. 家の外観を格上げする!エクステリアと調和する日除けの色と素材の選び方
高い省エネ効果は魅力的でも、家の外観を損なってしまうのは避けたいもの。おしゃれと機能を両立させるための色と素材選びのコツをご紹介します。
- 基本は「サッシの色」に合わせる
最も簡単で失敗しない方法は、窓のサッシの色と日除けの本体色を合わせることです。サッシが黒やグレーなら同系色、シルバーならライトグレー、白なら白やアイボリー。これにより、日除けが後付け感なく建物にスッと溶け込みます。 - モダンな家には「無彩色」や「ダークカラー」
シンプルな箱型のモダン住宅には、チャコールグレー、ブラック、ネイビーといった色がよく合います。空間が引き締まり、洗練された印象になります。 - ナチュラルな家には「アースカラー」
木目調の外壁や植栽の多いナチュラルな雰囲気の家には、ベージュ、ブラウン、モスグリーンなどのアースカラーがおすすめです。周囲の景観と調和し、温かみのある空間を演出します。 - 素材感で差をつける
最近では、布地でありながらリネンのような風合いを持つものや、織り方に特徴のあるデザイン性の高いキャンバスも増えています。機能だけでなく、素材の質感にもこだわると、より上質な外観になります。
5. 日陰をもっと快適に。日除けと植栽を組み合わせる上級テクニック
日除けでできた日陰を、さらに快適な空間にする上級テクニックが「植栽との組み合わせ」です。
シェードやオーニングの下に、鉢植えのグリーンをいくつか置くだけで、見た目の清涼感がアップします。さらに、植物には葉から水分を蒸散させて周囲の熱を奪う「蒸散効果」があるため、実際に日陰の温度を下げる効果も期待できます。
例えば、オーニングの下にウッドデッキを設け、その周りにシマトネリコやオリーブなどのシンボルツリーや、ハーブの寄せ植えなどを配置すれば、まるでリゾートホテルのような、心地よい風が吹き抜ける最高の癒やし空間が完成します。日除けとグリーンを組み合わせることで、省エネ効果だけでなく、暮らしの豊かさも格段に向上するのです。
6. 【よくある質問】
Q1. 日除けの省エネ効果、本当に体感できるレベルですか?
A. はい、多くの方がはっきりと体感されています。特に、夏の午後に直射日光が差し込む部屋に設置すると、その効果は絶大です。日除けを下ろした瞬間に、ジリジリとした不快な暑さがスッと和らぎ、エアコンの効きが格段に良くなるのを実感できるはずです。「もっと早く付ければよかった」というお声は、私たちが最も多くいただく感想の一つです。
Q2. 冬は太陽の光を取り入れたいのですが、邪魔になりませんか?
A. 全く問題ありません。むしろ、季節に合わせて調整できるのが日除けの大きなメリットです。シェードは冬の間は取り外して収納しておけばよく、オーニングも巻き取って収納すれば、冬の暖かい日差しを遮ることなく室内に取り込めます。季節に応じて太陽と上手に付き合える、非常にスマートな設備です。
Q3. 特に日差しが厳しい「西日」対策として、最も効果的なのは何ですか?
A. 西日対策には、低い角度からの日差しを遮る工夫が必要です。オーニングの場合、角度をかなり下まで傾けられるタイプや、オプションで先端に「前幕」と呼ばれるスクリーンを追加できるものが効果的です。シェードの場合は、壁の高い位置から地面に向かって、角度をつけて斜めに張ることで、低い位置からの日差しを効果的にカットできます。
まとめ:快適も、おしゃれも、節約も。賢い日除けで理想の夏を
窓の外側での日除け対策は、夏の電気代を賢く節約するための、最も効果的で本質的な解決策です。
そして、シェードやオーニングは、単なる省エネ設備ではありません。色やデザインを吟味することで、あなたのお家の外観をより一層引き立てるアクセントにもなり得ます。
「我慢の節約」から「快適な省エネ」へ。賢い日除け選びで、涼しくておしゃれな、理想の夏を過ごしませんか。
「我が家に合う、省エネ効果の高い日除けを提案してほしい」「デザインのシミュレーションを見てみたい」など、具体的なご要望がありましたら、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。省エネとデザインの両面から、最適なプランをご提案いたします。
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