株式会社プラッツ 1級エクステリアプランナー

書いた人:菅原紫乃

2024年9月16日

株式会社プラッツ 1級エクステリアプランナー

書いた人:菅原紫乃

2024年9月16日

【初心者向け】シンボルツリーにおすすめ!常緑樹の選び方


はじめまして、株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしている菅原です。日々、お客様の理想の庭づくりをお手伝いさせていただいています。

家づくりやリフォームが進む中で、庭づくりも楽しみの一つですよね。
特にシンボルツリーは、庭の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。

今回は、シンボルツリーに初めて挑戦する方向けに、常緑樹の魅力や選び方、おすすめの樹種などをご紹介します。
家の顔となるシンボルツリー選び、一緒に成功させましょう!

シンボルツリーってどんな木?その役割と選び方のポイント


「シンボルツリー」とは、その名の通り、家や庭の象徴となる木のこと。門の脇や玄関前に植栽されることが多く、家全体の印象を大きく左右する重要な要素です。

住宅の外観をより美しく、そして個性的に演出してくれるだけでなく、緑があることで癒し効果も期待できます。

いざ選ぼうとすると、「どんな木を選べばいいのか分からない…」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

シンボルツリーを選ぶ上で大切なのは、お家の外観とのバランス植える場所の環境、そして将来的な成長を見据えることです。

例えば、和風住宅に洋風のシンボルツリーを植えると、ちぐはぐな印象を与えてしまうことも。
植える場所の環境も重要です。日当たりの良い場所に日陰を好む木を植えてしまうと、生育が悪くなってしまう可能性があります。
事前に、植栽予定地の環境を把握しておきましょう。

さらに、成長の過程を楽しむのもシンボルツリーの魅力ですが、植栽スペースに対して大きくなりすぎた木を伐採しなければならない、なんてことにならないよう、将来的なサイズ感も考慮することが重要です。

シンボルツリー選びは、庭づくりの最初のステップ。
ポイントを押さえながら、お気に入りの一本を見つけてみてくださいね。

常緑樹がシンボルツリーにおすすめな理由とは?


シンボルツリーには、一年中緑の葉を楽しむことができる「常緑樹」と、秋に紅葉し、冬には葉を落とす「落葉樹」があります。

その中でも、常緑樹は、年間を通して緑の葉を茂らせるため、シンボルツリーとして人気が高いです。

常緑樹がシンボルツリーにおすすめな理由は、大きく分けて以下の3つです。

  1. 年間を通して緑を楽しめる
    常緑樹は、季節の変化に関わらず、常に緑の葉を茂らせているため、一年中安定した緑を楽しむことができます。
    新緑の季節はもちろんですが、冬でも緑があることで、庭に彩りを添えてくれます。
  2. 管理が比較的容易
    落葉樹のように、秋に大量の葉が落ちる心配がないため、掃除の手間が少なく、比較的管理がしやすいと言えます。
    共働きなどで、庭の手入れに時間をかけられないという方にもおすすめです。
  3. 目隠し効果や防風効果も期待できる
    常緑樹は、生垣としても利用されることが多く、視線を遮ったり、風を防いだりする効果も期待できます。
    特に、道路に面した場所に植栽する場合は、プライバシーの保護にも役立ちます。

【初心者向け】シンボルツリーにおすすめの常緑樹5選


常緑樹と一言で言っても、その種類は様々です。ここでは、シンボルツリーとして人気の高い常緑樹を5つご紹介します。

  1. シマトネリコ: 柔らかな雰囲気で洋風の住宅によく合います。成長が早く、比較的育てやすいのも魅力です。明るい緑の葉が美しく、爽やかな印象を与えてくれます。
  2. オリーブ: シルバーリーフが美しく、スタイリッシュな印象を与えます。近年、シンボルツリーとして人気上昇中です。シンボルツリーとしてだけでなく、実を楽しむこともできます。
  3. ソヨゴ: 和風の住宅にも洋風の住宅にも馴染みます。赤い実をつけるのも魅力です。ソヨゴの名前の由来は、葉が風にそよぐ音からきています。
  4. キンモクセイ: 秋になるとオレンジ色の小さな花を咲かせ、甘い香りを漂わせます。香りが楽しめるシンボルツリーとしても人気です。キンモクセイの香りは、秋の訪れを感じさせてくれます。
  5. ヤマボウシ: 白やピンクの花を咲かせ、秋には紅葉も楽しめます。シンボルツリーとしてはもちろん、庭木としても人気があります。四季を通じて様々な表情を見せてくれるのも魅力です。

シンボルツリーを選ぶ上での注意点


シンボルツリーを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 植栽スペース: 成長後の樹高や樹幅を考慮し、植栽スペースに合った樹種を選びましょう。
    シマトネリコなど成長が早く、大きくなる木を選ぶ場合は、将来的に建物や他の植物に影響が出ないように、十分なスペースを確保することが大切です。
  • 日当たり・風通し: 日当たりや風通しの良い場所に植えることで、植物は元気に育ちます。樹種によっては、日陰を好むものもあるので、事前に確認しておきましょう。
    日当たりや風通しが悪いと、病気や害虫が発生しやすくなる原因にもなります。
  • 病害虫: 樹種によって、かかりやすい病気や害虫が異なります。事前に調べておくことで、対策を取りやすくなります。
    病気や害虫の被害を最小限に抑えるためには、日頃から観察し、早期発見・早期対処を心がけましょう。

シンボルツリーの植栽・管理方法


  • 植栽時期: 常緑樹の植栽は、3月〜4月、または9月〜10月が適期です。
    この時期は、気温や湿度が安定しており、根が傷みにくいため、活着しやすいと言われています。
  • 水やり: 植え付け後しばらくは、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをしてください。
    根がしっかりと張れば、自然の雨水で十分な場合もあります。
  • 肥料: 庭木用の肥料を、春と秋に施しましょう。
    肥料を与えることで、植物の生育を助け、病気や害虫への抵抗力を高めることができます。
  • 剪定: 放置すると樹形が乱れたり、大きくなりすぎる可能性があります。定期的に剪定を行い、樹形を整えましょう。
    剪定は、樹木の生育を調整したり、風通しを良くしたりするためにも必要な作業です。

よくある質問


Q1. シンボルツリーはいつ植えるのがいいですか?


A. 常緑樹の植栽は、3月〜4月、または9月〜10月が適期です。この時期は、気温や湿度が安定しており、根が傷みにくいため、活着しやすいと言われています。

Q2. 水やりはどのくらいの頻度ですればいいですか?


A. 植え付け後しばらくは、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをしてください。その後は、雨水で十分な場合もあります。地植えの場合は、根が張れば、自然の雨水で十分な場合がほとんどです。

Q3. 剪定は自分でもできますか?


A. 樹種や剪定方法によっては、自分でも行えますが、不安な場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
剪定は、樹木の生育や樹形に大きく影響を与えるため、専門知識が必要です。

まとめ


シンボルツリーは、お家の顔となるだけでなく、家族の成長を見守ってくれる存在でもあります。
今回の記事を参考にして、ぜひお家にぴったりのシンボルツリーを見つけてくださいね。

もし、シンボルツリー選びで迷った際は、お気軽にエクステリアの専門業者である株式会社プラッツにご相談ください。
お客様の理想の庭づくりを、私たちがサポートさせていただきます。

不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください