株式会社プラッツ 1級エクステリアプランナー

書いた人:藤田知子

2024年8月23日

株式会社プラッツ 1級エクステリアプランナー

書いた人:藤田知子

2024年8月23日

駐車場舗装の種類と選び方|失敗しないための基礎知識


こんにちは!株式会社プラッツでエクステリアプランナーをしている藤田です。外構やお庭のプランニングを通じて、お客様の理想の空間づくりをお手伝いしています。

家づくりにおいて、駐車場は家の顔となる重要な要素の一つです。しかし、間取りや予算ばかりが先行してしまい、駐車場について後回しになってしまうケースも少なくありません。

「そもそも駐車場を舗装する必要ってあるの?」

「コンクリートやインターロッキング、色々あるけど何が違うの?」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、これから家を建てる方が知っておくべき駐車場舗装の基礎知識について、種類や費用、注意点などを詳しく解説していきます。

この記事を読めば、駐車場舗装の基礎知識が身につき、後悔しない家づくりを進めることができるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
不安なことがあれば、エクステリア専門会社 プラッツにご相談ください

駐車場舗装の基礎知識


駐車場を舗装するメリットは、大きく分けて3つあります。

1つ目は、車の出し入れがしやすくなること。土のままですと、雨の日にぬかるんでしまったり、雑草が生えてしまったりして、快適に車を停めておくことができません。舗装をすることで、天候に左右されず、いつでもスムーズに車の出し入れができます。

2つ目は、家の外観を美しく保つことができる点です。舗装されていない駐車場は、どうしても雑然とした印象を与えてしまいがちです。舗装をすることで、見た目がすっきりとして美しくなり、家の外観全体の印象も格段に向上します。

3つ目は、家の資産価値を維持、向上にも繋がります。駐車場がきれいに舗装されている家は、そうでない家に比べて、資産価値が高いと評価される傾向にあります。

このように、駐車場舗装は、快適性・美観・資産価値の面で、多くのメリットをもたらします。

駐車場舗装の種類


一口に駐車場舗装といっても、使用する素材によって、見た目や機能性が大きく異なります。

住宅の駐車場で一般的に使用される舗装材は、大きく分けて以下の3種類です。

  • コンクリート舗装
  • インターロッキング舗装
  • タイル舗装

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

コンクリート舗装の特徴・メリット・デメリット


コンクリート舗装は、セメントと砂、水を混ぜて固めたもので、駐車場舗装の定番と言えるでしょう。

【メリット】


  • 耐久性が高い: 車の重さに強く、施工方法次第でひび割れや破損が起こりにくい
  • メンテナンスが楽: 汚れがつきにくく、水洗いなどで簡単に掃除ができる
  • 費用が安め: 他の舗装材に比べて、材料費や施工費がかからない

【デメリット】


  • ひび割れの可能性: 施工不良や地盤沈下などにより、ひび割れが起こることがある
  • 照り返しが強い: 夏場は表面温度が上がりやすく、照り返しが強くなる
  • デザインが単調: グレー一色なので、シンプルになりがち

コンクリート舗装は、初期費用はかかりますが、耐久性が高く、メンテナンスの手間も少ないため、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

インターロッキング舗装の特徴・メリット・デメリット


インターロッキング舗装は、コンクリート製のブロックを敷き詰めた舗装です。

【メリット】


  • デザイン性が高い: ブロックの色や形、敷き詰め方によって、様々なデザインを楽しめる
  • 水はけが良い: ブロックとブロックの間に隙間ができるため、水はけが良い
  • 補修がしやすい: 部分的に破損した場合でも、その部分だけを交換することができる

【デメリット】


  • 費用が比較的高め: コンクリート舗装に比べると、材料費や施工費がかかる
  • 雑草対策が必要: ブロックの隙間から雑草が生えてくることがあるため、雑草を抜いたり、定期的に除草剤を撒いたりする必要がある

タイル舗装の特徴・メリット・デメリット


タイル舗装は、焼き物で作られたタイルを敷き詰めた舗装です。

【メリット】


  • デザイン性が高い: 色や模様、素材のバリエーションが豊富で、個性的な空間を演出できる
  • 高級感がある: レンガに比べて、より高級感のある雰囲気を演出できる
  • 耐久性が高い: きちんと施工されていれば、長期間美しさを保つことができる

【デメリット】


  • 費用が高い: 他の舗装材に比べて、材料費や施工費がかなり高額になる
  • 滑りやすい: 表面が滑りやすいため、雨の日は注意が必要
  • ひび割れやすい: 下地の状態が悪いと、ひび割れが起こりやすい

駐車場舗装と相性の良い外構アイテム


駐車場は、門柱やフェンス、植栽など、他の外構アイテムと組み合わせることで、より美しく、機能的な空間になるでしょう。

例えば、シンプルなコンクリート舗装に木目調の門柱やフェンスを合わせることで、温かみがプラスされ、洗練された印象になります。

また、インターロッキング舗装にアイアン製の門扉や照明を組み合わせることで、おしゃれで高級感のある雰囲気を演出することもできます。

このように、舗装と他の外構アイテムの組み合わせ次第で、雰囲気は大きく変わります。

よくある質問


Q1. 駐車場舗装に必要な広さは?


A. 車種や駐車台数によって異なりますが、一般的な乗用車1台分の駐車スペースは、幅2.5m×奥行き5mが目安です。

Q2. 車両の重さに耐えられる舗装は?


A. コンクリート舗装やインターロッキング舗装は、車両の重さに耐えられる強度があります。
ただし、大型車などを駐車する場合は、土間コンクリートの厚みを増すなどの対策が必要です。

Q3. メンテナンスは必要?


A. 舗装材の種類によって異なりますが、定期的な清掃やメンテナンスを行うことで、美観を保ち、舗装の寿命を延ばすことができます。
例えば、コンクリート舗装は、定期的に水洗いを行い、汚れを落とすようにしましょう。
インターロッキング舗装は、目地部分の砂が減ってきたら、補充するようにしましょう。
タイル舗装は、目地部分の汚れを定期的に落とすようにしましょう。

まとめ


今回は、これから家を建てる方が知っておくべき駐車場舗装の基礎知識について解説しました。

駐車場は、毎日使う大切な空間です。
安全性、機能性、デザイン性などを考慮し、理想の駐車場を実現しましょう。

株式会社プラッツでは、お客様のご要望に合わせた外構デザインをご提案いたします。お気軽にご相談ください。

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